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米政権、ロシアのガスパイプライン建設阻止で新たな制裁検討-関係者

  • プロジェクトの親会社ノルドストリーム2を制裁対象に加える可能性
  • 米議会、一層強い行動を取るようバイデン政権に圧力

バイデン米政権は、ロシア産天然ガスをバルト海経由でドイツに送るパイプライン建設プロジェクト「ノルドストリーム2」を阻止するため追加制裁を検討している。事情に詳しい関係者3人が明らかにしたもので、ほぼ完成している同プロジェクトの親会社ノルドストリーム2を対象に加える可能性がある。

  制裁は中間報告の形式で行われ、バルト海にパイプラインを敷設する船舶に協力してきた保険会社1社や、同プロジェクトに支援の船舶・資材を提供する複数の企業も名指しする可能性がある。関係者らが協議の機密性を理由に匿名で語った。

  米議会へ提出義務に基づいて作成され、先月公表された報告書で制裁対象となった船舶はロシア籍の「フォルチュナ」1隻のみだった。同報告書を受け、民主、共和両党の議員は、ロシアのガスプロムが手掛ける同プロジェクトに対し一層強い行動を取るようバイデン政権に求めていた。

  米国と一部の欧州諸国は、同パイプラインがドイツを含む北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対するロシア政府の影響力を強めかねないと懸念している。

  米財務省にコメントを求めたが、現時点で返答はない。ホワイトハウスは、米政権が同パイプラインを完成させる取り組みやプロジェクトに関与する企業を注意深く追跡しているとしたブリンケン国務長官の発言を挙げた。

  ブリンケン長官は18日の声明で、「2019年に議会を通過し、20年に拡充された制裁法は超党派の議員から大きな支持を得ている」と指摘。「バイデン政権はこの法の順守にコミットしている。国務省はノルドストリーム2パイプラインに関与するいかなる事業体も米国の制裁対象となるリスクがあり、直ちにパイプライン作業をやめるべきだとあらためて警告する」と述べた。

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原題:Biden Weighing New Sanctions to Block Russian Gas Pipeline (1)(抜粋)

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