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アストラ製ワクチン、EU当局は安全と結論-独仏伊など使用再開

更新日時
  • EMA:ワクチンを使用する恩恵は明らかにリスクを上回る
  • 血栓との因果関係、「決定的」には排除できないとも専門家は説明

欧州医薬品庁(EMA)は18日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンは安全に使用できると結論づけた。安全面に関する不確実性は残るものの、停滞している欧州連合(EU)の接種はこれで前進することになった。

  EMA当局者は記者会見で、アストラ製ワクチンを「安全かつ有効」だとし、使用する恩恵は明らかにリスクを上回ると述べた。接種後の血栓の報告を受け、欧州各国では同ワクチン使用中断の動きが広がっていた。

  EMAが出した結論を受け、ドイツやフランス、イタリアのほか、スロベニア、ルクセンブルクなどがアストラ製ワクチンの使用を再開する。他国も追随するとみられるが、スウェーデンは独自の調査を続けるために判断を保留している。

  EMAは情報の周知を徹底するため、同ワクチンに警告を追記することを推奨。血栓の症例数は極めて限られており、ワクチン接種との関連性はないとしながらも、専門家らは因果関係を「決定的」には排除できないとした。

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  英国の医薬品・医療製品規制庁(MHRA)も同日、アストラ製ワクチンの安全性について同様の見解を示した。ただ、接種後に血小板が減少し脳に血栓が生じたまれな事例が19歳から59歳の男性5人に見られ、1人は死亡したと明らかにし、専門家と共に関連性を調査しているとした。

  ジョンソン英首相は記者会見で、「オックスフォード(アストラゼネカ)のワクチンは安全だ。ファイザーのワクチンも安全だ。安全でないのは新型コロナにかかることだ」と述べ、自身は19日にアストラ製ワクチンを接種すると明らかにした。

  アストラゼネカはEUおよび英国の医薬品当局による判断を受け、ワクチンの適切な使用で確実を期すため保健当局と緊密に連携していくと表明した。

原題:EU Regulator Deems Astra Safe, But Recommends Warning Label (2)(抜粋)

Europe Restarts Astra Vaccines After Safety Endorsement (1)(抜粋)

U.K. Regulator Says Astra Covid Shot Benefits Outweigh Risks (1)(抜粋)

U.K.’s Johnson Says He’ll Receive Astra Shot on Friday(抜粋)

(EU主要国での使用再開の動きなどを追加して更新します)
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