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ECB総裁、EU復興基金は遅滞なく稼働を-加盟国政府に呼び掛け

  • 想定されている景気回復に対して先走った利回り上昇には対処
  • 回復のブレーキになるような利回り上昇は望ましくない

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は18日、欧州連合(EU)加盟各国政府は新型コロナウイルス不況からの回復を確実にするために、歴史的な共同支出計画を遅滞なく進めなければならないと訴えた。

  総裁は欧州議会で、7500億ユーロ(約98兆円)規模の復興基金が「遅延することなく稼働し始めることが必要だ」と語った。「企業と家計にとっての経済見通しを明るくすることにより、財政政策はECBの政策措置の浸透を助ける」と指摘した。

  各国政府が数週間内に最終的な支出計画をまとめることも呼び掛けた。政府は復興基金の使途について欧州委員会と協議している。計画は来月末までにまとめられ、夏に資金が配布されることが予定されている。

  ECBは、債券利回りの一段の上昇が景気回復を妨げるのを防ぐため、1兆8500億ユーロのパンデミック緊急購入プログラムの購入ペースを加速させることを決めた。総裁は「われわれが対処するのは、想定されている景気回復に対して先走った利回り上昇だ」とし、「2021年は回復の年だと考えているものの、回復が始まるのは下期になるとみている。そのブレーキになるような利回り上昇は望ましくない」と話した。

  購入ペース加速を週ごとのデータから読み取ろうとはしないよう戒め、「より長い期間について確認すれば、ペース加速が目に見えるようになるだろう」とも語った。

ECBの債券購入ペース加速は時間と共に見えてくるだろう-総裁

原題:ECB’s Lagarde Says Governments Must Get Fiscal Stimulus Done (2)(抜粋)

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