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MiFID2の「隠された宝石」発掘に投資へ-スポティファイ創業者

  • 見落とされた優良企業の発掘目指すセルバンテスの株式約90%を取得
  • 時価総額約64億-643億円のカバー対象になりにくい企業に投資する

スウェーデンの音楽配信サービス会社スポティファイ・テクノロジーの共同創業者マルティン・ローレンツォン氏は、株式アナリストらが見落としている「隠された宝石」の発掘を試みる新興投資会社に推定61億ドル(約6640億円)の資産の一部を投じることにした。

  スポティファイ株式の11.1%を引き続き保有するローレンツォン氏は、資産運用会社セルバンテス・キャピタル(本社ストックホルム)の株式約90%を取得した。大手金融機関のリサーチ部門があまり注意を向けない優良企業の発掘を同社は目指している。

  ローレンツォン氏は「ゆくゆくはこの分野で重要な存在となるような大きな資産運用会社に育てることが目標だ。スウェーデンの中小企業への投資には大きなチャンスが見込める。スウェーデンには優れた起業家としっかりしたコーポレートガバナンス(企業統治)が存在する」とブルームバーグの取材で語った。

  欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)の2018年の施行に伴い、バイサイドの投資会社は、銀行や証券会社から提供を受けるリサーチの料金を取引手数料と切り離して別途支払うことが義務付けられるようになり、比較的小規模でそれほど取引されない銘柄への関心が低下した。

  デービッド・ザウディ氏らが共同で運営するセルバンテスは時価総額5億-50億クローナ(約64億円-643億円)で、リサーチのカバー対象になりにくい企業に投資する計画だ。

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デービッド・ザウディ氏(左)ら(3月11日)

原題:Billionaire Spotify Founder Plans to Cash In on MiFID Blind Spot(抜粋)

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