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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
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過激派が米国で攻撃実行するリスク高まる-情報機関が報告書

  • 「マイノリティーへの偏見」に触発され、過激派の先鋭化続く
  • 不正選挙の主張や連邦議会乱入事件も過激派を駆り立てる動機に

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米国の情報機関や法執行機関による非機密扱いの報告書によれば、最近の政治的および社会的事象に動機づけられた過激派が2021年に米国で攻撃を実行するリスクが高まっている。

  国家情報長官室と司法省、国土安全保障省が17日に公表した同報告書は、潜在的な攻撃者がマイノリティーへの偏見などに触発されて先鋭化し続けることはほぼ確実だろうと指摘した。

  また、「最近の選挙で不正があったとの主張や、連邦議会議事堂乱入事件による影響拡大、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)に関連した状況、暴力をあおる陰謀論」を含む展開も過激派を駆り立てると予想した。同報告書は明言していないものの、これらはトランプ前大統領の一部支持者が抱くとされる不満リストと重なる。

  ホワイトハウスのサキ報道官は17日に記者団に対し、トランプ政権時代の「有害なレトリック」が「アジア系米国人コミュニティーに対する不正確で不当な認識につながり、脅威を高めた」と述べた。

アジア系米国人を脅かす暴力、トランプ氏に一部責任-サキ報道官

  アジア系住民への暴力を追跡する民間団体、ストップAAPIヘイトによると、新型コロナのパンデミックが米国を襲いトランプ前大統領が「中国ウイルス」と呼び始めた昨年3月半ば以降、憎悪犯罪(ヘイトクライム)事件は3800件近く報告された。今年1-2月だけで500件を超えたという。

原題:
U.S. Violent Extremists Seen as Poised to Attack in 2021 (1)(抜粋)

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