コンテンツにスキップする

米国株が最高値、国債利回り上げ縮小-FOMC政策維持

更新日時

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら

17日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が最高値を更新した。米長期債の利回りは上昇したが、日中の高水準を離れた。インフレ懸念が高まっているにもかかわらず、米連邦公開市場委員会(FOMC)が少なくとも2023年いっぱいは金利がゼロ付近で維持されると引き続き予想していることが背景。

  • 米国株はS&P500とダウが最高値-ナスダック続伸
  • 米長期債は下落、10年債利回り1.64%
  • ドル下落、対円は108円後半-FOMCがハト派的
  • NY原油は下げ幅縮小、FOMC政策決定後のドル下落で
  • NY金スポットは上昇、ドル下落で代替需要高まる

  パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、2%をわずかに上回るインフレ率を望んでいるとあらためて表明。最近の国債利回り上昇の動きは無秩序なものではなかったと述べた。S&P500種は一般消費財や資本財、素材銘柄を中心に上昇した。

  S&P500種は前日比0.3%高の3974.12。ダウ平均は189.42ドル(0.6%)高の33015.37ドル。ナスダック総合指数は0.4%上昇。

  FBBキャピタル・パートナーズの調査責任者、マイク・ベイリー氏は「全体的に、株式にとっては大きな安心感が得られた。金融当局と議会の両方がダブルで大規模刺激策を講じているにもかかわらず、金利は長期にわたってゼロ近辺で維持される可能性が依然高いためだ」と話した。

  米国債相場はニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.64%。一時は1.69%を付ける場面もあった。30年債は一時、2019年以来の高水準を付けた。

S&P 500 technology stocks revisit three-decade average for relative valuation

  外国為替市場ではドルが下落。FOMCが経済見通しを上方修正した一方で、ゼロ金利見通しを維持したことが背景。パウエル議長は利上げについて考える時期ではないと示唆した。クレディ・アグリコルのバレンティン・マリノフ氏は「FOMCのコミュニケーションは今のところ、かなりハト派的だ」と述べた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%低下。ドルは対円で0.2%安の1ドル=108円84銭。FOMC決定前には一時109円33銭を付ける場面もあった。ユーロは対ドルで0.6%高の1ユーロ=1.1979ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。FOMCの政策決定後に下げ幅を縮小したものの、米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油在庫の増加が重しとなり、プラス圏には浮上しなかった。FOMCはゼロ金利見通しを維持し、ドルが下落。ドル建て商品の投資妙味が高まった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は、20セント(0.3%)安の1バレル=64.60ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は39セント下落し68ドル。

  ニューヨーク金スポット相場は上昇。ドルの下落を受けて代替資産とされる金の需要が高まった。

  金スポットはニューヨーク時間午後3時12分現在、前日比1.1%高の1オンス=1750.69ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限はFOMC声明発表前に、0.2%安の1727.10ドルで終了した。

原題:Stocks Gain, Yields Pare Rise After Fed Stands Pat: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Sinks as Fed and Powell Send Dovish Message: Inside G-10(抜粋)

Oil Dips With U.S. Crude Supplies Topping Half a Billion Barrels(抜粋)

Gold Surges With Fed Rate Outlook Further Mending Battered Metal(抜粋)

(相場を更新し、コメントを追加します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE