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IEA、石油スーパーサイクル予想せず-供給は依然潤沢

  • OPECプラスには先月、日量930万バレルの予備生産能力
  • 先進国の石油在庫は1月時点で昨年水準を1億1000万バレル上回る

国際エネルギー機関(IEA)は17日、石油市場の新たなスーパーサイクル(長期にわたる価格上昇)が始まろうとしているとの見方を否定し、供給は潤沢で不足の懸念は間違っていると指摘した。

  原油価格は先週、サウジアラビアなど産油国が予想に反して生産水準の維持を決めたことから1年2カ月ぶりの高値を付けた。ゴールドマン・サックス・グループなどは需要が供給を上回っているために強気相場が始まると予想した。

  しかしIEAは月報で、「われわれのデータと分析は違う結果を示唆している。世界の石油市場への適切な供給を維持するのに十二分の石油がタンクや地下にはある」と論じた。

  石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国には先月、日量930万バレルの予備生産能力があり、需給が逼迫すれば直ちにこれを稼働させられるとIEAは説明した。

  また、先進国の石油在庫は1月時点で昨年の水準を1億1000万バレル上回っていて、必要に応じて利用できるとも指摘した。

原題:
IEA Sees No Oil Supercycle as Supplies Remain Plentiful(抜粋)

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