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東電HD株が約5年ぶり大幅安、柏崎原発で防護不備-再稼働遠のく

  • 昨年3月以降、不正な侵入を検知できない状態-最も深刻なレベルに
  • 再稼働へは追加検査で1年以上かかる可能性があるとの報道も

東京電力ホールディングス(HD)の株価が17日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市、刈羽村)の防護不備の問題を受けて反落し約5年ぶりの日中下落率をつけた。

  同社の株価は一時前日比10%安の354円と大幅に下落し、2016年2月10日以来の日中下落率となった。

Exterior Views Of Tepco's Kashiwazaki Kariwa Nuclear Plant

柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、2013年9月6日)

Photographer: Yuriko Nakao/Bloomberg

  原子力規制委員会は16日、柏崎刈羽原発で昨年3月以降、複数カ所で不正な侵入を検知できない可能性がある状態だったと発表。核物質防護に関わる重要度で4段階のうち最も深刻なレベルの「赤」と暫定評価した。

  日本経済新聞によると、原子力規制委の更田豊志委員長は同原発の再稼働には追加検査などが必要で順調に進んでも1年以上かかる可能性があると語った。

  柏崎刈羽原発を巡っては、安全対策工事が完了していなかったことや同社社員が他人のIDカードを使用して中央制御室に入っていたことが相次いで発覚。一連の問題を受けて同社は先月、再稼働に必要な検査の完了時期を従来の6月から未定へと変更していた。

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