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ロシアが政府系ファンドの資金活用を検討、インフラ投資など-関係者

  • ロスネフチの北極圏の資源開発計画プロジェクトが投資先候補の上位
  • 政府は経済成長を加速させるため設備投資の増加を図る

ロシアは今年、インフラ整備などに政府系ファンドから多額の資金を投入する可能性があり、国内石油大手ロスネフチが進める北極圏の資源開発計画「ボストーク・オイル」関連のプロジェクトが投資先候補の上位に挙がっている。協議内容を知る当局者2人が明らかにした。

  計画は非公開だとして匿名を条件に語った当局者によると、政府が新型コロナウイルス禍で昨年導入した刺激策の規模を縮小する中、政府系ファンドから投資で支出が大幅に増える可能性がある。プーチン大統領は先週、政府系ファンドの具体的な投資先リストの作成で1カ月の期間を政府に与えた。

  原油価格の上昇により、石油関連収入の余剰資金を積み上げている政府系ファンドの資産は今年、2000億ドル(約21兆8000億円)を超える勢いだ。一方、昨年のコロナ禍によるリセッション(景気後退)は比較的軽度だったロシアだが、回復は緩慢なものになると見込まれている。ロシアは過去、政府系ファンドから多額の資金を大手国営企業関連のプロジェクトに投資してきた。

  シルアノフ財務相は先週、原油価格や通貨ルーブルが現在の水準で推移した場合、政府系ファンドの資産が今年2兆ルーブル(約3兆円)余り増加する可能性があると述べた。同氏は先週、プーチン大統領に対し、政府系ファンドの資金を投資プロジェクトに活用するのに適切なタイミングだとの見解を示した。

Higher oil prices helped Russia rebuild its wealth fund

  財務省と経済省、ロスネフチにこの記事に対するコメントを求めたが、今のところ返答は得られていない。

  政府系ファンドの今年の投資額やどのプロジェクトに投資するかについて、最終決定はまだ下されていないという。

原題:Russia Mulls Spending Wealth Fund Billions on Infrastructure(抜粋)

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