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喫煙する人の姿なくなる公算も、2050年までに米国などで-リポート

  • 紙巻きたばこの利用は向こう30年に多くの途上国でなくなる可能性
  • フィリップ・モリスは代替製品市場をリード、アルトリア出遅れ

紙巻きたばこは向こう30年に多くの途上国で利用がなくなる可能性があると、シティグループが指摘した。喫煙者の禁煙や代替製品への乗り換えが進むためだとしている。

  同行のアナリスト、アダム・スピールマン氏がまとめた16日付リポートによると、ここ数十年の喫煙減少傾向が続けば、米国や欧州の一部、オーストラリア、中南米のかなりの地域で喫煙がなくなる見通し。

  こうした分析は大手たばこ会社が紙巻きたばこに代わる競争力のある製品をそろえることがいかに重要かを物語っている。業界は既に最大級の変化に見舞われている。喫煙する子供の数はこの20年に75%近く減り、男性の喫煙も初めて減少に転じた。

  米フィリップ・モリス・インターナショナルも紙巻きたばこが10年以内に衰退し始める可能性を示唆している。同社は自社の加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」を武器に紙巻きたばこの代替製品市場をリードし、今や非可燃性製品が売上高全体の25%近くを占める。一方、米アルトリア・グループは紙巻きたばこの売上高が全体の約82%で、最も出遅れていると、スピールマン氏は分析した。

  もっとも中国やフランス、ロシアなどでは50年になっても紙巻きたばこがなお出回っている可能性が高い。「現在のトレンドは世界から紙巻きたばこがなくなることを示唆していない」と同氏は指摘した。

原題:
Smoking Headed for Extinction in U.S. by 2050, Report Says(抜粋)

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