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グロース氏が米国債をショート、インフレ率3-4%への加速見込む

  • 「パウエル議長の現行政策の中断につながる」可能性も
  • 米国債売りが数週間前に始まった際にショートにした-BTVに語る
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かつて「債券王」と呼ばれたビル・グロース氏は16日、米国債をショートにしていることを明らかにするとともに、向こう数カ月に米インフレ率が3-4%に加速するとの見通しを示した。

  ブルームバーグテレビジョンとのインタビューでグロース氏は、1兆9000億ドル(約207兆円)の追加経済対策やインフラ支出案を含む「相当な」規模の財政出動に加え、勢いのある家計所得を背景に物価上昇圧力が高まっていると指摘した。

  「かなりの需要が累積している。それは消費者が望めば解き放たれ得るもので、多少はそうなるだろう」とした上で、「3-4%の数字になるとみている」と説明した。 

ブルームバーグテレビジョンのインタビューで語るグロース氏

Markets: The Close.” (Source: Bloomberg)

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はインフレと雇用の目標が達成されたと判断されるまで物価上昇を見守る姿勢を示している。ただ、たとえ2023年3月の利上げ開始を見込む市場観測がパウエル議長の発言や金利予測分布図(ドット・プロット)で「否定」されても、「3カ月から半年、1年で3-4%強のインフレ率となれば、議長の現行政策の中断につながる」とグロース氏は指摘した。

  同氏は米国債について、10年債利回りを昨年2月以来の高水準である1.64%に押し上げた売りが数週間前に始まった際にショートにし始めたと説明。10年債先物と長期債の値下がりを見込んだ投資を続けているとした。

  グロース氏は世界有数の債券ファンド運営会社パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の創業者。19年に現役を引退した。

ゲームストップ2営業日で1カ月ぶり大幅安-グロース氏空売りで利益

原題:Bill Gross Says He’s Short Treasuries, Expecting 3%-4% Inflation(抜粋)

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