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英国が核保有を強化へ、核弾頭の上限を40%程度引き上げる計画

  • 国際関係に対してよりアクティビストの姿勢で臨む-ジョンソン首相
  • 2030年までにCBRNを使用した攻撃を受ける可能性は高い

英国は増大する世界の脅威に対抗するため、核兵器の保有を強化する計画だ。ジョンソン首相が国防・外交政策の大幅な見直しを発表した。

  今後10年の国防・外交政策方針に基づき、英国は部隊や戦車、一部戦闘機の数を削減すると、事情に詳しい関係者の1人が明らかにした。その一方で、核ミサイルの保有を40%超引き上げる可能性がある。

  100ページに及ぶ報告書の中で政府は、英国はならず者国家やテロリスト、さらに大手テクノロジー企業の脅威にさらされていると警告、これに対応するためにも軍事力や国際戦略を見直す必要があると主張した。

  「全方向からのあらゆる国家の核の脅威に対し、英国の核抑止力が引き続き確かで、有効であることを保証するために必要最低限の破壊力を今後も維持していくことにコミットを続ける」と報告書で説明した。

  ジョンソン首相の国防計画では、英国は保有する核弾頭の上限を従来の180発から260発に引き上げる。

  また報告書によれば、「2030年までにテロリスト集団が化学・生物・放射性物質・核兵器(CBRN)を使用し、攻撃してくる可能性は高い」と予測されている。

  首相は気候変動や民主主義などの問題では、国際関係において新たにアクティビストの姿勢で臨む方針を示し、インド太平洋地域が世界の地政学的な中心地として重要性を増しているとの認識を示した。具体的には、中国の影響力の高まりを指摘した。

原題:U.K. to Expand Nuclear Arsenal in Biggest Shift Since Cold War(抜粋)

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