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ゴールドマンCEO「資本要件緩和善用したか」-上院銀行委が質問状

  • 企業と家計への貸し出しを犠牲に配当を行ったのではないかと追及
  • 「融資は増えており手助けできたことを誇りに思う」とゴールドマン

米上院銀行委員会は、ゴールドマン・サックス・グループが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の渦中で、企業と家計に実行すべき貸し出しを犠牲にし、配当を行ったのではないかと問いただした。景気下降を顧客が乗り切るために大手金融機関が提供した支援の幅広い検証を議員らは目指している。  

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ブラウン上院銀行委員長とウォーレン上院議員

Photographer: Ting Shen/Bloomberg

  民主党のシェロッド・ブラウン上院銀行委員長とエリザベス・ウォーレン上院議員は先週後半、ゴールドマンのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)に書簡を送り、融資を促す目的で監督当局が認めた「補完的レバレッジ比率(SLR)」の期限付き条件緩和を銀行部門がどのように活用したかについて尋ね、貸し出しと株主還元に関するデータを要求した。

  ブルームバーグが確認した内容によれば、ブラウン銀行委員長とウォーレン議員は書簡で、「これらの資本要件の緩和が小規模企業と家計への貸し出しを後押ししている」と業界団体は主張するが、「リソースのより少ない部分しか小規模企業や家計への貸し出しに振り向けていないと広く伝えられているば」と指摘した。

  ゴールドマンの広報担当アンドルー・ウィリアムズ氏は「ファイナンシングのカテゴリー全般で資金量が増えており、われわれの顧客が未曽有の厳しい年を乗り切る手助けをできたことを誇りに思う」とコメントした。

  ブラウン銀行委員長とウォーレン議員はかねてSLRの条件緩和を巡り、自社株買いや配当支払いでSLRの分子である中核的自己資本を減らすと同時に借り入れの拡大を米銀大手に可能にしたとして、銀行監督当局を批判していた。

原題:Goldman Pandemic Loans Spur Scrutiny From Senate’s Brown, Warren(抜粋)

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