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イーライリリーの株価下落-アルツハイマー薬データが期待に届かず

15日の米株式市場でイーライリリーの株価は約1年ぶりの大幅安。アルツハイマー治療薬ドナネマブの第2相試験データがウォール街の期待に届かず、進行中の第3相試験で結果が確認されるまで2年かかるとの見通しを同社が示したことが嫌気された。

  リリーの株価は一時9.6%安となった。アルツハイマー病患者の脳内に蓄積するアミロイドと呼ばれるタンパク質を標的とする治療方法が機能するかどうかを探る上で、ドナネマブの試験結果は注視されている。

  シティグループのアナリスト、アンドルー・バウム氏は調査リポートで、「効果、安全性の両面で経営陣から極めて前向きなコメントがあったことなどから、市場の期待は高まっていたが、今回の第2相試験データはその期待に届かなかった」と指摘した。

  リリーの幹部は電話会見で、結果を確認するため進行中の第3相試験の規模を大幅に拡大すると明らかにした。同試験の結果は2023年上期まで出ない見込みだとした。

  同社は13日、国際アルツハイマー・パーキンソン病学会の会議でのバーチャル形式のプレゼンテーションで、第2相試験データの詳細を初めて公表した。1月に結果の概要を発表した際には株価は急伸した。試験データは医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)にも掲載される。

バイオジェン株下落、アルツハイマー薬巡る慎重なコメントで

原題:
Lilly Shares Drop as Alzheimer Data Disappoints Investors (1)(抜粋)

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