コンテンツにスキップする

ダリオ氏「債券投資は今や愚か」-衝撃的な資本移動禁止あり得る

更新日時
  • 「債券と大部分の金融資産投資の経済的意味は愚かなものとなった」
  • 準備通貨国資産が中国などアジア新興国をアンダーパフォームと確信

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら

米ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者で資産家のレイモンド・ダリオ氏は、貨幣が増発されインフレが高進する中での現金保有を蔑視することで長年知られてきたが、今や債券、さらにあらゆるドル建て資産に資金を投じることも同じように悪い投資になりかねないと主張している。

  ダリオ氏は15日のリンクトインへの投稿で、「債券(そして大部分の金融資産)に投資する経済的意味は愚かなものとなっている。インフレ率を下回るものでなく、インフレ率と釣り合うかそれより高い利益が見込める代物をなぜ買わないのか」と指摘した。

  「衝撃的な」増税と資本移動の禁止が特徴となり得る新たなパラダイム(枠組み)の下では、リターンがより高い債券以外の投資資産を購入するために借り入れを行うには実に良い機会かもしれないとダリオ氏は考えている。

  国債残高が増加し、多くの異なる資産クラスで「典型的なバブルのダイナミクス(力学)」が働く現状で、債券以外の非ドル建て資産の「上手に分散投資された」ポートフォリオを同氏は勧める。

  ダリオ氏は「成長しきった準備通貨を持つ先進国・地域の資産は、(中国を含む)アジアの新興国市場をアンダーパフォームすると確信している」との見解を示し、国際投資家による中国債の保有が速いペースで増加している状況にも言及した。

  ダリオ氏の他の主な発言内容は次の通り

  • 「非常に大量の資金が市場と経済に投じられているため、市場は人々がいかがわしい金をもて遊ぶカジノのようだ」
  • 「歴史や論理的思考が指針になるとすれば、資金が不足する政策担当者は今後増税すると同時に、債券資産から他の資産や課税管轄区域へのこうした資本移動を好まず、(金やビットコインなど)他の資産や課税管轄外区域への資本移動を周到に禁止する可能性がある。これらの税制変更は予想よりもはるかに衝撃的なものとなり得る」
  • 「米国は資本主義と資本家にとって住みづらい場所と見なされるようになる可能性がある」

原題:Dalio Says It’s Time to Buy Stuff Amid ‘Stupid’ Bond Economics(抜粋)

(ダリオ氏の発言内容を追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE