, コンテンツにスキップする

バフェット氏、気候変動問題の提案に反対-独特の企業構造理由に

  • 取締役会は気候変動と多様性巡る株主提案に反対-株主招集通知
  • 側近アベル、ジャイン両氏の昨年の報酬は微増で1900万ドル

米資産家ウォーレン・バフェット氏率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは、気候変動と多様性に関連した2件の株主提案に反対する方針を表明した。幅広い業界に広がる同社の独特の企業構造を理由に挙げた。

  バークシャーの取締役会は気候変動リスクに責任ある形で対応し、多様で包括的な労働力を維持する必要性を認めるものの、同社は鉄道のBNSFや自動車保険ガイコ、菓子小売りのシーズ・キャンディーズなど幅広い企業が分権的に事業を展開しており、各社がビジネスや業種に最適な方法で自由にこれらの問題に対応していると説明。

  同社は15日に株主招集通知で、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)などから提出された気候変動問題に関する提案について、「当社には集権的で統合されたビジネス機能はほとんどない」と述べ、「各子会社はビジネスモデルに沿う形で、気候変動関連も含めてビジネスのリスクと機会の認識と対応を独自に行う責任がある」との立場を示した。

  バフェット氏は何十年もの間、 バークシャーの分散型の企業構造を採用しており、約5900億ドル(約64兆円)の時価総額を持つコングロマリットの本社ではわずか26人しか雇用していない。

  株主招集通知は5月1日にバーチャル形式で開催予定の年次総会に向けたもので、それによるとバークシャーの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるバフェット氏の2020年報酬は前年比1.5%増。バフェット氏とバークシャー副会長のチャーリー・マンガー氏は25年余りにわたりそれぞれ10万ドルの年間給与を受け取っている。バフェットの主要な側近であるグレッグ・アベル 氏とアジット・ジャイン氏はそれぞれが19年比でわずか250ドルの昇給で、年俸はいずれも1900万ドル強だった。

原題:
Buffett Opposes Climate Proposal, Pays $19 Million to Jain, Abel(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE