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【新型コロナ】アストラ製ワクチン使用停止さらに広がる、血栓報告で

更新日時
  • インドネシア、キプロスも一時的に停止-ベネズエラは禁止
  • 新たな新型コロナワクチン登場へ、最大8種類も-WHO主任科学者

英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン接種後に血栓が生じたとの報告が相次ぐ中、ドイツやイタリア、スペイン、ポルトガル、フランスが同ワクチンの使用を一時的に停止した。欧州連合(EU)のワクチン接種計画は一段と遅れる見通しだ。

アストラ製ワクチン、EU主要国が使用中断-血栓を懸念

  キプロスもアストラゼネカ製ワクチンの接種を見合わせると発表。ベネズエラは同ワクチンの使用を許可しないと発表した。インドネシアは調査が終了するまでの措置として同ワクチンの配布を停止した。一方、タイは同ワクチンの配布を開始している。

  新たなワクチンが年内か来年に使用できる可能性があると、世界保健機関(WHO)のチーフサイエンティスト、スーミャ・スワミナサン氏が明らかにした。新ワクチンは注射針を必要としないタイプや室温で保管できる種類が含まれるという。

新たな新型コロナワクチン登場へ、最大8種類も-WHO主任科学者

  ノルウェー当局によれば、アストラゼネカのワクチン接種後に血栓や出血が生じ、血小板が減少したために13日に入院した患者3人のうち1人が死亡した。他2人の容体は安定している。ワクチン接種前は3人とも健康だったという。

  こうした中でEUの欧州医薬品庁(EMA)は、アストラ製ワクチンについて恩恵がリスクを上回っているとの見解をあらためて示した。

  メキシコは米国に対し、備蓄しているアストラゼネカ製ワクチンの一部を回すよう求めた。ロイターが外交官を引用して報じた。

  インドやイタリアなどで新規感染が再拡大している。WHOの技術責任者、マリア・バンケルコフ氏は、世界の感染者数がこの1週間で11%増えたと述べた。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学のデータによると、世界の感染者数は1億2000万人、死者数は266万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチン・トラッカーによれば、世界のワクチン接種は計3億8100万回を超えた。

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  中国・北京市はワクチンの接種対象を体調の良好な60歳以上まで拡大する。

  エストニアのカラス首相は15日、新型コロナ検査で陽性が判明したとフェイスブックへの投稿で発表した。微熱以外の症状はなく、具合はおおむね良好だという。

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エストニアのカラス首相

  中国の国連代表団は発表資料で、同国が国連平和維持部隊に30万回分のコロナワクチンを無償供与する計画を明らかにした。

  米国では14日終了週の感染者増加率が1.25%と、コロナのパンデミック(世界的大流行)が始まって以降で最低となった。2週連続で増加率の最低を更新した。

原題:More Nations Halt Astra Shot; Japan PM Gets Jab: Virus Update(抜粋)

EMA Reiterates Benefits AstraZeneca Vaccine Outweigh Risks (1)(抜粋)

(中国やインドネシアなどの情報を追加して更新します)
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