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「バリュー・ローテーション」は継続へ、実質金利上昇に伴い-シティ

  • ​10年物実質利回り0%に達すると米連邦準備制度が介入する公算大
  • 成長株に対するアウトパフォーマンス、さらに20ポイント拡大か

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成長株からバリュー株への世界的なローテーションはまだ続くと、シティグループのストラテジストらが予想した。

  ロバート・バックランド氏らストラテジストは12日のリポートで、割安なバリュー株の割高銘柄に対するアウトパフォーマンスは、世界経済への楽観に伴う10年物米インフレ連動債利回りの上昇に連動してきたと指摘。

  この実質金利の指標が深いマイナス圏からゼロに向かう動きが続くことは、バリュー株の成長株に対するアウトパフォーマンスがさらに15-20ポイント拡大することが示唆されると、ストラテジストらは試算した。  

Global value shares can outperform till real yields hit 0%, Citi says

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、MSCI・ACワールド・バリュー指数の昨年10月末以降のパフォーマンスは成長株の指数を14ポイント上回っている。同期間に10年物米実質利回りはマイナス0.83%からマイナス0.65%に上昇した。

  マイナスの実質金利は成長株の高いバリュエーションを正当化し、近年の成長株上昇の基盤になってきた。実質利回り上昇は米経済が底堅さを増していることを示し、景気回復の影響が相対的に大きい割安なシクリカル銘柄へのローテーションを引き起こした。

  シティによると、この「バリュー・ローテーション」が続くのは10年物実質利回りが0%に達するまでで、この水準では米連邦準備制度が一段の債券売りを防ぐために介入する可能性が高いという。

  「バリュー株投資家はこのローテーションが続く間楽しむべきだが、気前のいい財政政策を支えるのは中央銀行の仕事なので、実質利回りには自(おの)ずと上限がある」とストラテジストらは解説した。

原題:
Global Value Rotation Trade Still Has 20% Upside, Citi Team Says(抜粋)

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