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米追加経済対策や金利上昇の影響を見極めへ-メキシコ中銀総裁

  • インフレ率や経済成長に対する影響はいまだ不透明-中銀総裁
  • メキシコ中銀は今月下旬に金融政策決定会合を開く予定

メキシコ銀行(中央銀行)のディアスデレオン総裁は、米国の追加経済対策や利回り上昇が幅広い市場で再調整を促したが、インフレ率や経済成長に対する影響は今のところ不透明だとの見方を示した。

  同総裁は11日の銀行業界の年次総会で、メキシコ債のイールドカーブは、新型コロナウイルス禍の中で他の新興国と比べ好ましく推移していると指摘した。その後のブルームバーグ・ニュースとの電話インタビューで、同氏は米国の景気刺激策成立を受け投資家がポートフォリオ調整を行う中、中銀はインフレがどのような反応を示しているかを見極めることになるだろうと述べた。同中銀は今月下旬に金融政策決定会合を開く。

  ディアスデレオン氏は「われわれは消化している途中だ」と説明。「インフレの過程やその背景にある要因の見直しとともに、われわれが評価を行うものの一部だ」と述べた。

Key Speakers At The Central Bank Conference

ディアスデレオン中銀総裁

  同中銀は先月11日、金融緩和を再開し、政策金利を0.25ポイント引き下げ約5年ぶりの低水準となる4%とした。一方、今月25日に行われる会合で追加利下げが行われる可能性は低下している。燃料費の値上げを背景に2月のインフレ率は前年同月比3.76%上昇と、4カ月ぶりの高い伸びとなった。中銀は消費者物価が4-6月(第2四半期)に中銀の目標レンジ上限の4%を超えて上昇するものの、年末には目標レンジ内の3.6%に収まるとの見通しを示している。

メキシコ中銀、利下げを全会一致で決定-追加緩和観測強まる

  ディアスデレオン総裁は、米国で先週成立した1兆9000億ドル(約207兆円)規模の追加経済対策法案の影響が不透明なことが、最近の市場の変動要因となっていると指摘。同総裁は、メキシコのインフレ率の軌道は、米国需要の行方やそれが世界の原油価格に与える影響に左右されるとの見方を示した上で、メキシコ経済には引き続き大きなスラック(たるみ)があると述べた。

原題:Mexico Central Bank Digesting Yield Spike Ahead of Rate Decision(抜粋)

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