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EU復興基金に実施遅れるリスク、加盟国計画の多くが不十分-関係者

  • 計画案の大半は修正なしに承認できる内容でない、未提出の国も
  • 今年夏の資金配布には4月に承認必要、一部の国は間に合わない恐れ

欧州連合(EU)の復興基金が早くも問題に直面している。この資金を受けるため加盟国がこれまでに提出した支出計画の大半は修正なしに承認できる内容ではないと、EUの行政執行機関である欧州委員会は判断しているという。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた加盟国の一部に対して、資金支援が遅れる恐れがある。

  匿名で語った関係者によると、ドイツなどからの計画案が不十分と見なされた一方、ギリシャやスペインなど南欧諸国の案は優れていた。まだ計画案を全く提出していない国や、スケジュールから大幅に遅れている国もあるという。

  欧州委員会の報道担当者は、今年半ばから資金配布を開始できるよう加盟国と「集中的な対話」を進めているとしつつ、加盟国の計画が基金の主要な目的に合っていることが「欠かせない」と説明した。

  ギリシャ政府の報道官はコメントを控えた。ドイツ財務省とスペイン政府の報道官は今のところコメントの要請に応じていない。

  7500億ユーロ(約97兆6070億円)規模の復興基金の利用に向けた動きの遅さは、域内の回復を鈍らせかねない。計画通り今年夏に資金を配布するには、4月に欧州委員会が計画を承認する必要があるが、一部の国はこの期限に間に合わない恐れがある。

Muted Momentum

Alternative data show most major euro-area economies made a lackluster start to March

Source: Bloomberg Economics, Google, Moovitapp.com, German Statistical Office, BloombergNEF, Indeed.com, Shoppertrak.com, Opportunity Insights

Note: Jan. 8, 2020 = 100

原題:
EU Recovery Fund Risks Delays With Spending Plans Judged Sub-Par(抜粋)

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