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クレディSのグリーンシル向け融資、内部の懸念押し切り実行-関係者

  • ロンドンの投資銀のリスクマネジャーらは融資の承認を当初ためらう
  • プライベートバンク顧客グリーンシル氏とクレディSとの関係は深い

スイスの銀行2位、クレディ・スイス・グループのリスク管理担当者は、英金融ベンチャー、グリーンシル・キャピタルが経営破綻する数カ月前の段階で、同社への約1億4000万ドル(約152億円)の融資実行に懸念を示したが、最終的に押し切られた。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

  内部情報を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ロンドンの投資銀行部門のリスクマネジャーらは融資の承認を当初ためらい、スイスとアジアのプライベートバンキング部門のリスク管理担当者と協議した。結局はララ・ワーナー最高リスク・コンプライアンス責任者が融資実行を昨年10月に承認したという。

  クレディ・スイスはコメントを控えている。ロンドンのリスクマネジャーらの懸念を押し切る形で、ワーナー氏が融資を承認したと英紙フィナンシャル・タイムズが先に報じていた。

  クレディ・スイスは資産運用部門がグリーンシルと運用していたサプライチェーンファイナンスの4つのファンドについて、資産の一部のバリュエーションの懸念を理由に先週凍結し、清算する方針。関係者によれば、創業者のレックス・グリーンシル氏はクレディ・スイスと関係が深く、同行のスイスとアジアのプライベートバンクの顧客だった。

原題:Credit Suisse Overruled Risk Managers on Loan to Greensill(抜粋)

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