, コンテンツにスキップする

「債券版恐怖指数」生みの親、CDS連動のETF-市場リスクに備え

  • CDS指数オプションは北米など100社余りのデフォルト保証を提供
  • CDSに連動する他のファンドは資産が思うように集まらず閉鎖も

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の世界で稼ぐには特別なライセンスのほか、多額のコストがかかるストラテジー(戦略)が通常不可欠だ。だが、金利専門家のハーレー・バスマン氏は、低コストの上場投資信託(ETF)という手段でそれを実現したいと考えている。

  債券版の恐怖指数とされるMOVE指数の考案者であるバスマン氏は、CDS指数のペイヤーズオプションに資産の最大50%を投資する「シンプリファイ・クレジット・ヘッジETF」(ティッカーCDX)の共同運用者となる。9日の届け出で明らかになった。

  CDS指数のペイヤーズオプションは、社債ポジションのヘッジ手段ないし一定方向に賭ける投資手段として利用できるデリバティブ(金融派生商品)だ。

1497645140_Harley-Bassman

ハーレー・バスマン氏

出典:資産管理の簡素化

  新たなETFのCDXはクレジット市場が混乱する際に利益を生む仕組みとなっており、ファンドが保有するオプションは、社債スプレッド拡大に備え、北米と新興国市場の100社余りのデフォルト(債務不履行)への保証を購入する権利を提供する。

  CDS取引は一般的にはヘッジファンドなど機関投資家の領域であり、国際スワップデリバティブ協会(ISDA)が作成する「ISDAマスター契約」の取得困難な業界ライセンスのほか、大規模な資産プールも必要だ。CDSに連動するこれまでのファンドは資産が思うように集まらないか閉鎖に追い込まれた。

  クレジット市場がフロスの様相を呈し、世界的に前例のないペースで債券発行が行われる状況でS&Pグローバル・レーティングはデフォルトリスクの増大を警告しており、そのような思いがけないタイミングで、CDS連動の新たなETFはスタートする。

Tabula's CDX fund has drifted lower since launch

原題:Harley Bassman Wants to Prove History Wrong With a New CDS Fund(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE