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ブラックロック、金は株のヘッジ策として「役に立たなくなっている」

  • ヘッジ効果が薄れているほか、景気回復で逆風に直面
  • 伝統的に安全逃避先としての金は年初来から値下がり

米ブラックロックは、伝統的な資金の逃避先である金を今保有するメリットについて二重の警告を発した。

  ブラックロックの「グローバル・アロケーション・ファンド」のポートフォリオマネジャー、ラス・ケステリッチ氏によれば、金は株など他の資産の動きやインフレに対するヘッジとして効果が薄れていることに加え、景気回復のペースが加速した場合に逆風に直面する。

  同氏は、金は「株式に対するヘッジとして役に立たなくなっている」として、金とリスク資産の正の相関はテクノロジー株と比較すると特に強いと指摘した。

  また、「インフレに対する金のヘッジ力は少し誇張されている。何世紀もという非常に長い期間については妥当な価値の保管場所になるが、大抵の投資期間ではあまり当てにならない」と述べた。

  新型コロナウイルス禍からの景気回復に弾みがつき米国債利回りが上昇する中で、金相場は今年に入って下落している。

  ケステリッチ氏は景気刺激策やワクチンの普及で成長が急加速する可能性に触れ「その場合、実質金利が引き続き上昇する可能性が高く、それが金にとって逆風となる公算が大きい」と分析した。

  ロンドンで取引される金相場は午前9時35分現在1オンス=1735.16ドル。年初来では8%を超える値下がりとなっている。

Bullion's drop has been accompanied by steady outflows from gold-backed ETFs

原題:BlackRock Says Gold ‘Failing’ as Equity Hedge, Faces Risks (2)(抜粋)

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