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ECB経済予測草案、インフレ高進は一時的との見方-関係者

  • 蓄えられた預金、新型コロナの制限緩和で使い尽くされることない
  • ECBは11日に政策委員会開催、ラガルド総裁が経済予測発表へ

欧州中央銀行(ECB)が11日発表する経済予測では、インフレの持続的な高進を想定しない慎重な見通しが示され、現在の金融緩和プログラムを正当化する公算が大きい。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  複数の関係者によると、新型コロナウイルス対策の制限措置が緩和される際の消費ブームで、蓄えられた預金が使い尽くされることはないとの見通しがECB政策委員に提示される。関係者は部外秘の情報だとして匿名を条件に語った。

  経済予測はECBスタッフが草案を策定。チーフエコノミストのレーン理事が政策委員会に提出し、金融政策判断を発表した後の記者会見でラガルド総裁が公表する。経済予測は政策委員会での合意があって初めて公式なものとなる。

Growth and Inflation

Eonomists see ECB revising its projections

Source: Bloomberg survey of economists conducted Feb. 26 to March 4

Note: Bars shows December ECB staff projections

  予測草案では、年初の消費者物価の高騰は一時的なものにとどまると想定。今年はインフレが加速するが、その後は続かないとの見方だと、関係者は語った。つまり、12月の前回予測からの修正はわずかにとどまり、予想外の上振れも許容する余地を残すことになる。

  関係者によると、政策委員らは最近の債券市場の乱高下を受けてメッセージを修正すべきかも検討している。関係者は詳細についての言及は控えた。

  ECB報道官は経済予測についてコメントしないと回答した。

原題:
ECB Draft Forecasts Assume Any Inflation Pickup Will Be Fleeting(抜粋)

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