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利回り上昇は「正当化されないタイト化」か-ECB、11日に政策発表

  • 国債利回り上昇は懸念すべきものなのか、政策委内で意見分かれる
  • 最新の経済予測公表へ、短期的見通しは悪化の公算

欧州中央銀行(ECB)の当局者らは、最近の市場の動きが中銀の行動を必要とする「正当化されないタイト化」に当たるのかどうかを判断しようとしている。

  新型コロナウイルス禍からの回復でユーロ圏が世界に後れを取っている今、この判断は重要だが、最近の国債利回り上昇が懸念すべきものなのかどうかについて、政策委員会内の意見は分かれているようだ。ECBは11日に政策を発表する。

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  パネッタ理事らは、利回り上昇は「望ましくない。対応が必要だ」という考えだが、クノット・オランダ中銀総裁らは今年後半の景気への楽観的な見方が恐らく利回り上昇を正当化すると指摘する。

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  ラガルド総裁はこれまでのところ、家計と企業にとって良好な調達環境を維持すると強調するにとどまり、「正当化されないタイト化」には一度も言及していない。総裁の関心は実体経済における借り入れコストに集中しているが、これは今のところ安定している。

  

Credit Conditions

Financing costs for companies and households were steady in January

Source: ECB

  総裁や他の政策委メンバーにとって重要な指針となるのが11日に公表される最新の成長・インフレ予測だ。新型コロナワクチン接種の滑り出しの遅さから、短期的な見通しは悪化する公算が大きい。それでも、当局者らは下期の力強い回復を疑う理由はないと主張している。

原題:ECB Draws on Draghi’s Test to Measure Yield Pressure on Economy(抜粋)

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