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アップル、ヘッドホン市場に再び旋風も-スマホメーカー台頭の流れ

  • 昨年12月発売のエアポッドマックスはさらに機能向上-549ドル
  • 独ゼンハイザーなど既存のメーカーはスマホ勢との競争で苦慮

かつて「エアポッド」でイヤホン市場に旋風を巻き起こしたアップルが、549ドル(約6万円)の「AirPods Max(エアポッドマックス)」で高性能ヘッドホン市場に再び変化をもたらしそうだ。ボーズバング&オルフセンなど既存のメーカーは痛手を受ける可能性がある。

  ヘッドホン市場では従来の音響専門会社に代わってスマートフォンメーカーがますます主導権を握りつつある。かつてヘッドホンが人気だった家族経営のゼンハイザー・エレクトロニックなどは、アップルの高性能の新製品や後続組の価格攻勢にさらされ、技術面やシェアなどでスマホメーカーとの競争に苦慮している。

  ヘッドホンは特に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まってからは、必須アイテムとしての要素や洗練性が増している。オンライン学習からゲーム、ビデオ会議など多くの場面でヘッドホンが頼りだからだ。

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アップルの「エアポッドマックス」

  フューチャーソースのアナリスト、ラシカ・ドソウザ氏によると、技術向上に加え中国の小米などの新規参入に伴う価格下落を背景に、アップルやサムスン電子華為技術(ファーウェイ)などスマホメーカーは2020年の世界ヘッドホン出荷台数で32%のシェアを占めた。売上高でみると、そのシェアはさらに高いという。

  ドソウザ氏は「アップルは自らの活発なエコシステムをワイヤレスヘッドホンで補完することでニッチを作り出すことに成功した」とした上で、「このトレンドから他のスマホメーカーも恩恵を受けている」と指摘した。

Weight of Expectations

  スマホメーカーはデジタルアシスタントやノイズキャンセリングなどの機能を追加し、音響を幅広いモバイル体験の一部にすることで既存の専門ブランドを苦しめている。調査会社IDCによると、この市場規模は20年で推定355億ドル。

  アップルが昨年12月に発売したエアポッドマックスには臨機応変に音声を調整したり、ホームシアターのようなサラウンド音響を提供する「スパティアル・オーディオ」機能を支える処理能力がある。

原題:
Apple Joins Smartphone Giants Upending the Big Headphones Market(抜粋)

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