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豪中銀総裁、24年まで利上げの可能性低い-債券市場の動きけん制

更新日時
  • 金利変更を検討する前に実際のインフレ率が目標レンジに収まる必要
  • 政策委は債券購入プログラムのさらなる延長を検討へ

オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は10日、インフレが目標から程遠い現状では、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標が少なくとも2024年までは過去最低の0.10%から引き上げられる可能性は低いとあらためて述べ、より早期の金融政策引き締めを織り込もうとする債券市場の動きをけん制した。

  ロウ総裁は、豪経済紙オーストラリアン・フィナンシャル・レビューのビジネスサミットでスピーチした。

  講演テキストによれば、ロウ総裁は「過去数週間にわたる市場のプライシングから、早ければ来年遅くに政策金利が引き上げられ、23年に追加利上げがあり得るとの期待が読み取れる。これはわれわれが共有する見通しではない」と指摘。

  インフレ目標に関しては、金利変更を検討する前に、予想ではなく実際のインフレ率が2-3%の目標レンジ内に収まる必要があると強調。そのためには現時点で過去最低の1.4%にとどまる賃金の伸びが3%を上回ることが要求される公算が大きいと説明した。

  ロウ総裁は3年国債の利回り目標へのコミットメントをあらためて示し、撤廃も変更も考えていないと明らかにした。

  また、イールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)目標の対象を24年4月償還債に維持するか、24年11月償還債に変更するかどうかについて「政策委員会はまだ決定を下しておらず、年内の景気回復や労働市場に関するさらなる情報が得られたときに再び検討する」としている。

  ロウ総裁は債券購入プログラムについて、「目標を達成するために必要ならさらなる債券購入を実施する用意がある」とした上で、「それまでは、現行のプログラムの下で市場環境に応じて購入時期を変更する準備を引き続き整える」と述べた。

原題:RBA’s Lowe Pushes Back Against Market, Rates Firm Until 2024 (1)

(3段落目以降で発言内容の詳細を追加して更新します)
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