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3月9日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株上昇、リスク選好でハイテクに買い戻る-ドル下落

  9日の米株式相場は上昇。市場にリスク選好ムードが戻り、押し目買いの動きでナスダック100指数は昨年11月以来の大幅高となった。米国債は3年債入札後に上げ幅を拡大した。

  • 米国株は上昇、ナスダックの上げ目立つ
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.53%
  • ドル全面安、対円は108円半ば
  • NY原油は続落、テクニカル指標が上昇の行き過ぎ示す
  • NY金は大幅高、ドル下落や利回り上昇一服で

  在宅関連の勝ち組だった銘柄に再び勢いが戻った。ペロトン・インタラクティブは14%高。ワクチン接種が進み、1兆9000億ドル(約206兆円)規模の追加経済対策が実現に近づく中、こうした銘柄はこのところ敬遠されていた。この日に限ってみると、グロース株からバリュー株へのローテーションは大きく反転した格好だ。テスラは20%値上がりし、1年ぶりの大幅上昇となった。

  S&P500種株価指数は前日比1.4%高の3875.44。ダウ工業株30種平均は30.30ドル(0.1%)高の31832.74ドル。ナスダック総合指数は3.7%上昇。

  Eトレード・ファイナンシャルのトレーディング・投資商品担当マネジングディレクター、クリス・ラーキン氏は「1年足らず前にはトレーダーらが市場の歴史における最大級のネガティブなマクロイベントを買いの好機と解釈していたことを忘れてはならない。足元のポジティブなシグナル全てを考慮すれば、そうではないと考える理由はほとんどない」と指摘。「ナスダックがこの日上昇しているのは驚きではない。ファンダメンタルズは強気相場の継続を支えている」と述べた。

  米国債相場は上昇し、利回りはここ最近の高水準から低下。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.53%。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨に対して全面安。リスク資産が再び買われ、ドルロングで利益確定の動きが出た。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%安。ドルは対円で0.4%安の1ドル=108円48銭。ユーロは対ドルで0.5%高の1ユーロ=1.1901ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。テクニカル指標で、原油相場の上昇が行き過ぎかつペースも速過ぎだったことが示された。原油相場は先週の上昇でボリンジャーバンドの上限を上回り、近く下落する兆候が出ていた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は1.04ドル(1.6%)安の1バレル=64.01ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は72セント下げて67.52ドル。

  ニューヨーク金相場は大幅高。ドルが下落したことで代替資産としての金の妙味が高まった。また債券利回りの上昇が一服したことも金買いにつながった。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、2.3%高の1オンス=1716.90ドルで終了。

原題:Nasdaq Jumps Most Since April in Risk-On Revival: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Declines Against Peers as U.S. Yields Fall: Inside G-10(抜粋)

Oil Deepens Retreat After Recent Rally Flashes Technical Warning(抜粋)

Gold Jumps the Most in Two Months as Dollar’s Rally Stalls(抜粋)

◎欧州市況:株は1年ぶり高値、テクノロジー株反発-イタリア債上昇

  9日の欧州株は上昇、主要指数は1年ぶりの高値で引けた。テクノロジー株が最近の下げから回復。米国債の利回り上昇が一服し、投資家はリスク資産に戻ってきた。

  ストックス欧州600指数は0.8%上昇し、終値は2020年2月21日以来の高値。前日にテクニカル上の調整局面に入った米ナスダック100指数が反発し、これを手掛かりにテクノロジー株が上げを主導した。

  公益事業株も高い。一方でシクリカル銘柄は総じて下落した。鉱業や銀行、自動車銘柄は売られた。

  欧州債はイタリア債が上昇、約1週間ぶりの大幅高となった。同国財務省が11日に予定していた償還期限が長い国債の発行を見送ったことから長期債が買いを集めた。その後、政府が大規模な雇用支援対策案に取り組んでいることが伝えられると10年債が買い進まれた。

  ドイツ債は株価上昇に伴い、ブルフラット化が後退。英国債も上げ幅を削ったが、イールドカーブはフラット化が続いた。20年債入札では投資家の需要を示す応札倍率が横ばいだった。

主要国債の利回り 
ドイツ10年債利回りは2bp低下のマイナス0.30%
イタリア10年債利回りは6bp下げて0.69%
フランス10年債利回りは3bp低下のマイナス0.06%
英10年債利回りは2bp下げて0.73%

ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

原題:Italy Bonds Outperform Euro-Area Peers; End-of-Day Curves、European Stocks Climb to the Highest in a Year as Tech Rallies(抜粋)

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