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グリーンシルとアポロの協議頓挫、JPモルガンの関与で-関係者

更新日時
  • JPモルガンがタウリアに38億ドルの流動性を用意
  • 協議がまとまる見込みはなくなっていると関係者

経営破綻したグリーンシル・キャピタルの一部事業売却を巡る同社と保険会社アテネ・ホールディングとの協議は、JPモルガン・チェースがグリーンシルの主要技術パートナーであるタウリアに38億ドル(約4100億円)の流動性を用意したことで頓挫した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  情報が非公開であることを理由に匿名で語った関係者の1人によると、JPモルガンを投資家および戦略的パートナーとして頼るフィンテック企業のタウリアは、同行から信用供与枠を確保した。タウリアはグリーンシルの破綻により、早期の流動性確保を必要としていた。

  投資会社アポロ・グローバル・マネジメントが出資しているアテネとグリーンシルとの協議は現在、まとまる見込みがなくなっていると事情に詳しい関係者は語った。主要技術サプライヤーを失えば、買収先としてのグリーンシルの魅力は減ることになる。

  グリーンシルは8日、英国で再建型倒産手続きを申請。裁判資料によると、少なくとも1週間前から行われている協議でアテネ側はグリーンシルの情報技術(IT)と知的財産に対して約6000万ドルの支払いを提示している。

   アポロとグリーンシル、JPモルガンの広報担当者はコメントを控えた。タウリアからのコメントも今のところ得られていない。JPモルガンの関与は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。

  ブルームバーグは9日これより先、タウリアとアテネの間の協議は、グリーンシルが資金融通していた顧客が今後どう資金調達するかを巡り行き詰まっていると報じていた。

  タウリアはグリーンシル以外への事業多角化を模索しており、昨年4月にJPモルガンと戦略的提携を結んでいた。

参考記事
ソフバンクG、グリーンシル破綻の数カ月前に4億ドル出資-報道 (1)
アテネのグリーンシル買収協議、グプタ氏関連資産は対象外-関係者
ソフトバンクG出資のグリーンシル巡り急展開、昨年から問題露呈 (1)

原題:Greensill Sale Talks With Apollo-Backed Athene Said to Stall (2)(抜粋)

(情報を追加して更新します。更新前の記事で2段落目の社名を訂正済みです)
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