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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
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極めて異例、全人代期間中の中国株急落-当局の介入度合い試す展開に

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中国株はつい先日まで世界の株式相場をしのぐ上昇率を示していたが、ここへきて一転、世界でも最悪クラスの大幅下落に見舞われている。下げのペースを緩やかにしようとする中国当局の取り組みは十分な効果を発揮しておらず、投資家は相場反転の大きさに戸惑っている。

  中国本土株の主要指標であるCSI300指数は先月、一時13年ぶりの高値を付けたが、その後わずか14営業日で14%急落した。中国株の時価総額は1兆ドル(約108兆6500億円)余り消失し、上昇ピーク時に市場に殺到した個人投資家の保有株に打撃を与えた。個人投資家の間では、丑(うし)年の今年は縁起が良いとみて株式を買う動きもあった。9日には政府系のファンドが株式相場に介入したとみられ、下げ幅が一時縮小する場面があったが、その後再び売られた。

  トレーダーが今考えているのは、この下げがどの程度深刻になるか、また投資家のセンチメントを落ち着かせるために中国当局が一段の措置を講じるかどうかだ。2018年には、株式相場が大幅下落した際に買い支える政府系ファンドの幾つかが清算されたと伝えられており、当局の支援は以前ほど顕著ではなくなっている。

Declines of more than 2% are becoming a daily event for Chinese stocks

  しかし中国政府はこれまで、主要なイベントの開催期間中およびその前後には特に、金融市場の安定を確保しようと動いてきた。現在行われている全国人民代表大会(全人代、国会に相当)はそうした機会の一つだ。全人代の期間中に市場でこうした大きな変動が見られるのは、極めて異例だ。前回、この年次の重要イベント開催期間中にCSI300指数が1%を超えて下げたのは2014年。現在のような下落ペースは08年以来となる。

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原題:
China’s $1 Trillion Stock Rout Tests Limit of State Intervention(抜粋)

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