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EUが証明、ソーシャルボンドは債券不人気とは無縁-投資家殺到

更新日時
  • 15年物SURE債90億ユーロに860億ユーロを超える注文
  • 将来的に米国債のライバル資産となる可能性もあるEU債に需要

欧州連合(EU)のソーシャルボンド(社会貢献債)に注文が殺到し、環境・社会・ガバナンス(ESG)債は最近の債券売りとは無縁であることが示された。

  EUの15年物「緊急時失業リスク緩和支援(SURE)」債90億ユーロ(約1兆2000億円)には、860億ユーロを超える注文が集まった。EUが条件を引き下げた後も注文は増え続け、需要の強さを示した。

  INGグループのシニア金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブベ氏は「迅速にプロセスが進んだことはEUが需要を確保するのに問題がないことを示すものだと思う。長めの年限を敬遠する兆候は見られない」と話した。

  トリプルAの格付けを持つEUは発行体として注目されている。昨年の初のソーシャルボンドには過去最大の注文があり、今年1月の発行でも需要は強かった。 

Busting Records

EU social bonds have seen high investor demand

Source: Bloomberg

  債券市場全体では国債が敬遠され米国やドイツでの国債入札低調につながっているが、将来的に米国債のライバル資産となる可能性もあるEU債には独自の需要がある。1000億ユーロのSURE債は新型コロナウイルス救済資金8000億ユーロの調達の手始めにすぎない。

米国債トレーダーは入札警戒-需要の試金石、一段の利回り上昇の恐れ

  EUはSURE債の金利をミッドスワップレートから4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)割引と、当初の約2bp割引から低下させた。

原題:EU’s $100 Billion Social Debt Orders Show Immunity to Bond Rout(抜粋)

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