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米10年債利回りとGDPの差、1966年以来最大-金利上昇の余地示唆

  • アナリストの名目GDP予想の平均、32年ぶり高水準
  • 景気刺激策踏まえた経済成長予測の上方修正に利回り上昇追い付かず

米10年国債利回りは最近の急上昇で一時1.6%を超えたとはいえ、米経済成長予想と比較すると1966年以来の低水準だ。金利上昇余地がまだある可能性を示唆している。

  バイデン米大統領の1兆9000億ドル(約207兆円)規模の追加経済対策の下で米国民への直接給付が近く行われる見通しとなる中で、アナリストらは経済成長やインフレ率の予測を上方修正している。ブルームバーグが調査した名目国内総生産(GDP)の予想平均は32年ぶり高水準の7.6%。一方、10年債利回りは昨年11月以来2倍の1.6%に上昇したものの、成長率予測の上方修正ペースにほとんど追い付いておらず、その差はジョンソン政権以来最大となりそうだ。

Gap between nominal GDP growth, yields is set to rise to highest since 1966

  経済対策や新型コロナウイルスのワクチン普及の見通しを受けて景気回復やインフレ高進への楽観的見方が強まっており、世界の債券市場は打撃を受けている。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らは成長見通しの改善が利回り上昇に反映されているとして、政策対応の必要性を重視しておらず、長期債利回りの押し上げに弾みがついている。

  ヘッジファンド・コンサルティング会社マクロ・インテリジェンス2パートナーズのジュリアン・ブリグデン社長は、「私は債券市場に弱気だ」と述べ、「景気刺激策は過剰であり、インフレの急加速を伴う経済成長と結び付くだろう」と指摘した。

  債券利回りと経済の関係は安定してはいないが、現状ほど大きな隔たりは異例。名目GDPは2019年までの10年間の平均で、10年債利回りを2ポイント弱上回る水準だった。

原題:
Biggest Yield-GDP Gap Since 1966 Shows More Room for Bond Pain(抜粋)

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