, コンテンツにスキップする
Photographer: John Taggart/Bloomberg
cojp

ウォール街は米株に強気-ローテーション続き2桁台の上昇へ

  • ゴールドマンは年末のS&P500種を4300と予想
  • 「大規模なローテーションが起こっている」-アビー・コーエン氏
A pedestrian walks towards an entrance to the Wall Street subway station near the New York Stock Exchange.
Photographer: John Taggart/Bloomberg

株式ストラテジストらは、伸びきったバリュエーションと金利上昇についての投資家の不安にもかかわらず、相変わらず強気だ。

  ゴールドマン・サックス・グループとクレディ・スイス・グループのストラテジストらは、債券と現金からのローテーションによって株式相場がさらに上昇するとみている。金利上昇によって下落する銘柄はあっても、他のセクターで力強い上昇が見られるだろうと、ゴールドマンのシニア投資ストラテジスト、アビー・ジョゼフ・コーエン氏は述べた。

  コーエン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「大規模なローテーションが起こっている」と指摘。新型コロナウイルス対策の「活動制限が弱まるに伴って上昇するセクターに動きが見られる。ワクチンについての良いニュースも追い風になるだろう」と話した。

  ゴールドマンは年末のS&P500種株価指数を現行水準から約13%上昇の4300と予想している。ブルームバーグがまとめた予想の中央値は4100。

Rising yields may trigger a bond-to-equity switch, Credit Suisse says

  クレディ・スイスのアンドルー・ガースウェイト氏は、債券から株式へのシフトは始まったばかりだとみる。株式と債券利回りには2月に正の相関があり、過去にそれが起こった際は6カ月後に株価が平均で6%上昇していたと、同氏は8日のリポートで指摘した。

ゴールドマン・サックスのアビー・ジョゼフ・コーエン氏

(出典:Bloomberg)

  クレディ・スイスのストラテジストらは「10年物米国債利回りが2%、インフレ期待が3%を超えたり、インフレ連動米国債(TIPS)利回りが大幅に上昇したりすれば懸念材料になる」としているが、現状はこれらの水準のどれからもかなり離れている。同行はMSCIオールカントリー・ワールド指数(米国除く)の年末予想を375で維持している。これは現行水準を13%上回る。

金利上昇は株式市場への力強い資金流入を下支え-ゴールドマン

  また、JPモルガン・チェースはテクノロジーから循環株へのローテーションは終わっていないと主張。ストラテジストのミスラフ・マテイカ氏は、航空会社、ホテル、自動車業界へのサプライヤーを有望視するとともに、オンライン小売り業者とテクノロジー銘柄の空売りを検討するよう投資家に勧めている。

原題:
Wall Street Strategists See Rotation Powering Stocks to Records(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE