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Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg
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日本株は反発、米追加経済対策で景気期待-自動車や情報・通信高い

更新日時
  • 米財務長官、大型経済対策のインフレ懸念一蹴、労働市場は元の軌道へ
  • 8日の米10年物国債利回りは1.59%程度-前週末比2bp上昇
Pedestrians wearing protective masks walk past an electronic stock board outside a securities firm in the Shinjuku district of Tokyo, Japan, on Wednesday, Feb. 17, 2021. A surge in Japanese shares this week has pushed the Nikkei 225 past the 30,000 level for the first time since 1990.
Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg

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9日の東京株式相場は反発。大規模な米追加経済対策が今週中にも成立する見通しであることから景気回復が期待され、自動車や銀行など景気敏感業種を中心に、情報・通信や医薬品など幅広い業種が上昇した。

  • TOPIXの終値は前日比24.10ポイント(1.3%)高の1917.68
  • 日経平均株価は284円69銭(1%)高の2万9027円94銭

<きょうのポイント>

  • イエレン米財務長官、インフレ招くとの懸念を一蹴-大規模経済対策
    • 労働市場は来年までに元の軌道に戻ると予想
  • 8日の米10年物国債利回りは1.59%程度-前週末比2ベーシスポイント(bp)上昇

  JPモルガン・アセットマネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジストは、世界景気が強含み企業業績の見通しが改善していく中で、「量的金融緩和による株高が基本線として根強くある」と指摘。それを阻害していたのが米長期金利の急な上昇ペースで、「景気が強い限りは金利の上昇基調は変わらないが、最近は1.5~1.6%に慣れてきたところもあり株価はいったん上昇している」と話した。

  日本株は朝方の方向感を欠く動きから午後にかけて上げ幅を拡大した。日経平均株価の終値は4営業日ぶりに2万9000円を上回った。東証マザーズ指数も一時3%安を付けたが午後にプラス圏に浮上し0.5%高となった。

  三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「米追加経済対策が上院を通過し、今週中にも成立との見方から金融や小売り、自動車など景気敏感株が買われ、半導体などのグロース(成長)株は売られやすい」と指摘した。9日のTOPIXバリュー指数は1.9%上昇したのに対し、グロース指数は0.6%の上げにとどまった。

  ただ、11日に欧州中央銀行(ECB)理事会、来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えており、米長期金利に対する警戒は根強い。JPモルガン・アセットの前川氏は「金利上昇ペースが止まらなければ株価の再度調整は短期的にはあり得る」と話した。

  • 東証33業種では、不動産や電気・ガス、輸送用機器、鉄鋼、陸運、ゴム製品などが上昇
  • 鉱業や電機、その他製品は下落
TOPIXの推移
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