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キャシー・ウッド氏のアーク、旗艦ファンドが1年ぶり大幅安

更新日時
  • アーク・イノベーションETF、ハイテク株売りで5日連続安
  • 市場は高成長企業からバリュー株にローテーション-ウッド氏

キャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメント・マネジメントの上場投資信託(ETF)は8日に続落した。同氏の旗艦ファンドは波乱の3週間に25%下落しており、下げ局面がすぐには終わらないことを示唆した。

  ブルームバーグの集計データによると、「アーク・イノベーションETF」(ティッカー:ARKK)の3週連続安は、新型コロナウイルス感染拡大を受けた昨年の相場急落以降で最長の下げ。8日は5.8%下落し、5営業日連続安。アーク・インベストメントの他のファンドも連れ安。

Ark's main ETF has dropped for three weeks in a row

  8日夜にブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じたウッド氏は、米株式市場が高成長企業からバリュー株への「極めて急ピッチな」ローテーションを経験していると指摘。これは強気相場が広がるサインだと付け加えた。こうした環境では、フェイスブックやアップルなど流動性の高い保有銘柄を「現金並みの手段」として扱い、強く確信する銘柄に資金を集中させる戦略だという。

  ウッド氏は市場の広がりを「朗報」だと述べ、「われわれには5年の投資期間があり、目的から目をそらさない」と付け加えた。

  アークの問題はいくつかの大量保有銘柄を見れば説明しやすい。最も投資しているテスラは5.8%安、スクエアは6.7%安、テラドック・ヘルスは6.9%安で、いずれもここ数週間に急落している。

  これらの銘柄はウォール街で高い人気を博し、リモート勤務へのシフトやバイデン政権誕生で電気自動車を支援する政策への期待感を背景に急騰していた。ただ、ここにきて景気回復に伴う物価上昇見通しで債券利回りは上向いており、株価が高騰した銘柄の魅力は低下している。ナスダック100指数は史上最高値から11%下落。米10年国債利回りは1.6%に向かって上昇した。

  元メリルリンチのトレーダーで、ニューズレター「ザ・セブンス・リポート」の創業者、トム・エセ氏は電話インタビューで、「アークのファンドは、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)で恩恵を受けた技術にターゲットを絞っていたため、過去1年間は極めて好調だった」と指摘。「今目にしているのは、ARKKだけでなくテクノロジー株や成長株全般に起きたことの合理的な巻き戻しだ」と分析した。

原題:Cathie Wood Is Having Worst Run in a Year as Big Bets Falter (3)

Cathie Wood Is Having Worst Run in a Year as Big Bets Falter (2)

(抜粋)

(ウッド氏のコメントを追加して更新します)
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