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3月8日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500種が反落、ハイテクに売り-ドル上昇

  8日の米株式相場は、テクノロジー株への売りが強まりS&P500種株価指数が反落した。ナスダック100指数は2月12日に付けた最高値から11%下落。景気循環の影響を受けやすい高バリュエーション銘柄を投資家が敬遠する動きとなった。

  • 米国株はS&P500とナスダックが反落-ダウは続伸
  • 米国債は下落、10年債利回り1.59%
  • ドル上昇、対円は108円後半-円など逃避先通貨は下落
  • NY原油は反落、ドル高で-ブレント1週間ぶり大幅安
  • 金は下落、スポット9カ月ぶり安値-米中経済の改善見通しで

  ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は2.9%下げ、昨年11月以来の安値。S&P500種は一時1%上昇する場面もあったが、マイナス圏で終えた。S&P500種のテクノロジー株指数は2.5%値下がり。一方、金融株や素材銘柄は堅調だった。ダウ工業株30種平均は上昇し、日中ベースの最高値を更新。銀行株やウォルト・ディズニー株の買いに支えられた。

  テスラは5営業日続落し、5日間の下落率は20%を超えた。著名投資家チャマス・パリハピティヤ氏が出資する特別買収目的会社(SPAC)は急落。

  S&P500種は前週末比0.5%安の3821.35。ダウ平均は306.14ドル(1%)高の31802.44ドル。ナスダック総合指数は2.4%下落。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.59%。

  パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のアジア太平洋責任者、キム・スタフォード氏はブルームバーグテレビジョンで、「市場ではボラティリティーが多く見られるだろう」と指摘。「特にワクチンの普及が進む中、信頼感が改善しており、世界的に成長が上向くだろう。市場で自信を持つ理由は多いが、これらの多くは既に織り込まれている」と述べた。

  外国為替市場ではドルが上昇。ドル指数は一時、昨年11月以来の高値を付けた。一方、円やスイス・フランなどの逃避先通貨は下落した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%高。ドルは対円で0.5%高の1ドル=108円89銭。一時は108円94銭と、昨年6月以来の高値を付けた。ユーロは対ドルで0.6%安の1ユーロ=1.1847ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。ドルが上昇し、ドル建てで取引される商品の投資妙味が後退した。サウジアラビアの石油施設が前日にミサイルなどで攻撃されたことはあまり材料視されなかった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は1.04ドル(1.6%)安の1バレル=65.05ドルで終了。

  ロンドンICEの北海ブレント5月限は1.12ドル安の68.24ドル。1週間ぶりの大幅安となった。早い時間には71ドル台に値上がりする場面もあった。

  ニューヨーク金先物相場は続落。米追加経済対策法が成立に近づいているほか、中国の輸出が1-2月に急増し、米中経済が改善するとの見方が強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は1.2%安の1オンス=1678.00ドルで終了。金スポットは一時1676.89ドルと、昨年6月5日以来の安値となった。

原題:Nasdaq 100 Tumbles, Ends 11% Below Feb. 12 Record: Markets Wrap(抜粋)

Greenback Holds Near Three-Month High; Yen Slumps: Inside G-10(抜粋)

Oil Falls Most in a Week With Stronger U.S. Dollar Cooling Rally(抜粋)

Gold Sags, Copper Gains With Stimulus, China Data Aiding Outlook(抜粋)

◎欧州市況:株は4カ月ぶり大幅高、独DAX高値更新-ドイツ債下落

  8日の欧州株は4カ月ぶりの大幅高。シクリカルセクターを中心に幅広い銘柄が買いを集めた。景気回復への期待が再燃したほか、国債利回り上昇によって循環物色の矛先が急激に変化した。

  ストックス欧州600指数は2.1%高。昨年11月9日以来最大の上げとなった。昨年大きく下落した銀行セクターの株価指数はこの日3.6%上昇。債券利回りの急上昇が利幅拡大につながるとの見方が支援材料となった。ドイツのDAX指数は3.3%上昇し、最高値を更新した。

  今月に入り自動車メーカーや銀行、保険が上げを主導している。一方、テクノロジー銘柄は下げが目立つ。

  UBSグローバル・ウェルスマネジメントのマーク・ヘーフェル最高投資責任者(CIO)は「投資家は新型コロナウイルスワクチン接種を巡る世界的な回復スピードや引き続き講じられている財政・金融刺激策を過小評価しているのではないか」と述べ、「これらは欧州株にとってプラスのはずだ」と指摘した。

  欧州債はドイツ債が下落。安全逃避買いが巻き戻されたほか、欧州中央銀行(ECB)によるパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)下での先週の純購入額が1月の第1週以来の低水準だったことが手掛かりとなった。

  「週次の純買い入れデータは、季節的な要因と特定の償還による影響を受けた。大規模な償還が最近あり純買い入れ額を押し下げ、一時的に保有債券の増加を遅らせた」と、ECBは発表文で説明した。

  イタリア債は上げを失う展開。新型コロナ対策の制限措置が強化されるとの懸念や、PEPPの鈍い購入ペースにもかかわらず同国の株価は上昇した。

  英国債はほぼ変わらずだった。

主要国債の利回り 
ドイツ10年債利回りは2bp上昇のマイナス0.28%
イタリア10年債利回りは変わらず0.75%
フランス10年債利回りは1bp上昇のマイナス0.04%
英10年債利回りはほぼ変わらず0.75%

ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

原題:Bunds Slide, Italian Bonds Erase Gain; End-of-Day Curves、European Stocks Surge Most Since November, DAX Hits New Record(抜粋)

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