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経済の朗報、市場にとってはもろ刃の剣-利回り上昇がリスク資産圧迫

更新日時
  • 利回り上昇が近く終わるという見通しない-アンバー・ヒル
  • リスクは米10年債利回りが2%に向けて上昇を続けること-ANZ

8日の市場ではリスク資産が売られ、世界経済にとっての朗報が債券利回り上昇という重しを市場にもたらすことを浮き彫りにした。

  米上院が6日に追加経済対策法案を可決したことや7日発表の中国の輸出急増を示すデータを受けて、米国株先物は8日に下落している。10年物米国債利回りが再び1.6%に迫り、韓国ウォンやインドネシア国債などのリスク資産が下落、テクノロジー株は軟調だ。

  アンバー・ヒル・キャピタルの資産運用ディレクター、ジャクソン・ウォン氏(香港在勤)は「利回り上昇が続き投資家が慎重になる中で、利益確定は終わっていない。米10年債利回り1.6%前後は資産のバリュエーションにとって良くないし、利回り上昇が近く終わるという見通しもない」と指摘した。

Asian stocks retreating after U.S. bond yield surge

  経済指標改善と米経済対策法案の前進は、回復への楽観から景気過熱と予想より早い利上げへの懸念に転じた。新型コロナウイルス不況への対策が債券および株式市場のボラティリティーを高め、伸びきった世界の資産バリュエーションについて再考を促している。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のアジア調査責任者、クーン・ゴー氏は「目先のリスクは米10年債利回りが2%に向けて上昇を続けることだ。そうなれば低利回りの恩恵を受けていた資産の価格は一段の調整を被るだろう」と述べた。

リスク資産、債券利回りとともに上昇-景気への楽観と政策懸念が共存

U.S. inflation-adjusted yields near the highest since June

原題:Good Economic News Is Becoming a Double-Edged Sword for Markets(抜粋)

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