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米大手銀行が寒波で巨額の帳簿上利益、実現できるかどうかは不透明

ウォール街の投資銀行は、エネルギー市場の混乱や広範囲に及ぶ停電をもたらした先月の大寒波で多額の利益を得ようとしている。だが、その利益を実現できるかどうかは不透明だ。

  事情を知る複数の関係者によると、米ゴールドマン・サックス・グループは電力と天然ガスの現物価格が米国の大部分で高騰したため、販売とヘッジにより合計2億ドル(約220億円)余りを手にし得る。関係者1人によると、モルガン・スタンレーは2億ドル未満の利益を得る可能性があり、バンク・オブ・アメリカも利益を上げようとしている。

  ただ、エネルギー関連企業が破綻に追い込まれ、法的問題が生じ、政府が介入するなど危機の波紋は大きく、こうした利益を全額実現するのは困難かもしれない。非公開の情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、ゴールドマンの幹部は不確実性の強さを考慮し、帳簿上の利益のうち実現できるのは半分未満と見込んでいる。

  ゴールドマンのメーブ・デュバリー広報担当は「大寒波がエネルギー市場のボラティリティーに拍車を掛けた。われわれはマーケットメーカー(値付け業者)そして流動性供給業者として、その厳しい環境において顧客がリスクを管理するのを支援する立場にあった」との声明を出した。 

  モルガン・スタンレーのマーク・レイク広報担当はコメントを控えた。 

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原題:Wall Street Made Huge Profits Off Deep Freeze, at Least on Paper(抜粋)

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