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バイデン政権は北朝鮮問題重視を、韓国の次期大統領有力候補呼び掛け

  • 与党党首の李前首相、ブルームバーグのインタビューで語る
  • 大統領選出馬に向けた党首辞任否定せず、「適切な時期」に正式発表

文在寅韓国大統領の後継レースで最右翼に位置する李洛淵前首相は、来年の大統領選挙における主な争点に国民の所得格差を挙げ、米国のバイデン大統領に対しては北朝鮮の非核化で韓国により大きな役割を任せるよう呼び掛けた。

  与党「共に民主党」の党首でもある李氏は4日、議会でインタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染拡大で生活苦に陥った人々への支援や所得格差縮小のため政府が減税などの措置を打ち出す一方、企業に自発的な財政貢献を促すような仕組みを実現させたいと語った。

インタビューに応じる李洛淵前首相

(出典:ブルームバーグ)

  「新型コロナが容易に収束せず市民の問題が悪化を続ける場合、目をそらすことはできない」とブルームバーグニュースに語った。

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4日、韓国国会で歴代大統領の肖像にそばに立つ李洛淵氏

撮影:Jean Chung / Bloomberg

  李氏は、参加企業に20%またはそれ以上の税額控除を付与する考えがあることを明らかにし、「強制的なプログラムでないことを強調したい。これは社会問題に取り組む責任を負う企業にインセンティブを与えるものだ」と説明した。

  2020年1月まで文政権下の最初の首相を務めた李氏は、与党陣営の次期大統領候補のうち支持率調査でトップを走る。韓国メディアの報道によると、大統領選出馬に向けて与党党首を来週辞任する予定。出馬の可能性を尋ねると、李氏は「責任を避けることはしない」とし、「適切な時期」に正式発表があるだろうと述べた。

  このほか対米、対日関係など主要な問題について以下のように発言した。

対米関係:

  朝鮮半島の情勢から、オバマ政権が「戦略的忍耐」を続け南北対話が行われなかったのは恐らくやむを得なかったと理解している。だが、この政策は基本的に北朝鮮に核兵器を強化する時間と条件を与えていた。バイデン大統領に対しては、北朝鮮の非核化を優先課題とし、その実現には韓国により広範な役割を認めることが必要だと呼び掛けたい。

対北朝鮮:

  北朝鮮が戦略的な挑発を行わない限り、追加制裁は適切ではない。北朝鮮は挑発を控えており、この状況を考慮すれば、追加制裁に言及することすら不適切だ。

対日本:

  韓国は東京五輪の開催成功を心から願っている。韓国として支援できることは何でも行う。

対中国:

  中国は北朝鮮の核問題解決と朝鮮半島の平和に建設的な役割を果たしてきた。中国が将来この役割を拡大することを期待している。中国がよき隣人となり、アジア他国からより大きな信頼を得ることも望む。

原題:
South Korea President Hopeful Prods Biden Over North Korea (1)(抜粋)

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