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ヘッジファンドのディープ・ベイスン資金返還へ-個人投資家の影響で

  • 自社のポジションが耐え切れなくなったと投資家宛て書簡で説明
  • ファンド清算の理由として空売りに耐える市場の能力の変化に言及

エネルギー分野に投資する米ヘッジファンド、ディープ・ベイスン・キャピタルが投資家に資金を返還する。個人投資家の影響で市場のボラティリティーが極端な水準に達し、自社のポジションが耐え切れなくなったとしている。ブルームバーグ・ニュースが閲覧した投資家宛て書簡で分かった

  マネジングパートナーのマシュー・J・スミス氏は書簡で、「リスク市場は適切に機能していないと考えられ、足元の投資環境を深く懸念している」と指摘。「さらに、市場構造が変化しており、現時点で数値化や理解が難しいという点でより危険になっている。パートナーの資金でリスクを取りながら、こうした変化を十分に検証することはできない」と記した。

  調査会社ヘッジファンド・リサーチによると、ヘッジファンドはこの10年のかなりの期間、株式相場が急上昇する中で利益確保に苦戦している。今年に入ってからは個人投資家が主導する株価上昇で空売り投資家が痛手を受け、ヘッジファンドのメルビン・キャピタル・マネジメントメープルレーン・キャピタルは1月のゲームストップ株のショートスクイーズ(踏み上げ)で多額の損失を出した。

  スミス氏はファンド清算の理由の1つとして、空売りに耐える市場の能力の変化に言及。ここ数週間に「いかなるショートに関しても市場能力の構造的変化を目の当たりにした」と説明した。

  パートナーの資金の大半は4月中旬までに返還される。同社の広報担当者はコメントを控えた。

原題:Energy Hedge Fund Deep Basin Returning Capital After Retail Rout(抜粋)

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