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日銀の出資証券、一転ストップ安-黒田総裁「株式と異なる」と説明

ジャスダック市場に上場する日本銀行の出資証券は5日、制限値幅いっぱいのストップ安となる前日比1万円(19%)安に一時下落した。前日までは4日連続でストップ高を付けていたが一転して売りが広がっている。

  日銀の黒田東彦総裁は5日午前の衆院財務金融委員会で、出資証券の価格について「一般の株式と異なり、配当率や残余財産の分配について制限があるため、収益やバランスシートの状況を反映しがたい特徴がある」と説明した。立憲民主党の階猛氏の質問に答えた。

  4日の売買高は1万1600枚だった。ブルームバーグのデータによると、東証に上場する企業に比べると極めて少ないものの、日本銀行としては過去最大だった。

  振り返ると、出資証券の価格は1月に過去最安値を記録した。黒田総裁は価格下落について、日銀の責任とは考えていないと述べた。安倍晋三前首相のアベノミクスに対する楽観論がピークに達していた2012年後半から2013年初頭にかけても、出資証券に投機的な動きが見られた。

  松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、市場の投資家心理で動いているとみる。昨年後半からの日経平均上昇の影響を受けずに推移してきたため、割安感や出遅れを感じた個人投資家がキャピタルゲイン狙いで買っていたと話した。

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荒い値動き
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