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ロシア政府、今年の借り入れ減額か-石油高が歳入押し上げ

  • 今年の政府借り入れを約7200億円減額する可能性-当局者
  • 石油価格が年初来で20%余り上昇、コロナ禍からの景気回復に弾み

ロシア政府は、2021年の借り入れ計画を5000億ルーブル(約7200億円)圧縮する可能性がある。石油価格の急伸に支えられ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による経済の落ち込みから回復し始めたことが理由だ。

  事情を知る当局者2人によると、今年の政府借り入れを3兆7000億ルーブルから3兆2000億ルーブルに減額する案について話し合いが行われている。協議が継続中であることを理由に匿名で話した。圧縮幅は最大1兆ルーブルに達する可能性があると同当局者のうち1人は明らかにした。

  ロシア経済は昨年、新型コロナ感染拡大の影響でマイナス成長となったが、石油価格が年初来で20%余り上昇していることで回復に弾みがついている。エネルギー関連以外の歳入が想定していたよりも多かったため、昨年の予算からの繰り越しが約4500億ルーブルあり、今年見込まれている財政赤字の穴埋めに活用することが可能だ。

  INGバンクのアナリスト、ドミトリー・ドルジン氏(モスクワ在勤)は、「今年の政府借り入れ額が14%削減される場合、供給過多への懸念が高まっていた債券市場にとってプラスとなるだろう」と指摘した。

  財務省にコメントを求めたが、今のところ返答は得られていない。

  ロシア政府は今年これまでに約3000億ルーブル相当のルーブル建て国債(OFZ)を発行。3日には、昨年6月以降では最大規模となる固定利付国債の入札を実施した。

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原題:Russia May Slash Borrowing This Year as Oil Revenues Surge (1)(抜粋)

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