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【債券週間展望】長期金利は底堅い、日銀総裁発言が追い風との見方

3月第2週(8日-12日)の債券市場は長期金利が底堅く推移すると予想されている。米国の長期金利の先高警戒感は根強いものの、日本銀行の黒田東彦総裁が長期金利の変動幅拡大に否定的な発言をしたことを受けた買いが支えになるとの見方が出ている。

市場参加者の見方

◎SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 日銀が18、19日の金融政策決定会合で長期金利の変動幅を拡大する可能性は五分五分とみていたが、黒田総裁発言を受けて2割に低下した
  • 総裁発言により長期金利がどんどん上がるとの見方は完全に修正された
  • 入札が相次ぐこともあり米長期金利に上昇圧力がかかるとみられ引き続き警戒が必要
  • 長期金利の予想レンジは0.05%~0.10%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 先行き不透明感から積極的に上値を買い進む動きは限られようが、投資家の押し目買い姿勢に変化はなく相場は底堅く推移しよう
  • 政策点検の結果が発表される金融政策決定会合を翌週に控え、投資家の様子見姿勢が強まろう
  • 30年債入札が低調に終わり、引き続き入札への警戒感が相場の上値を抑える要因となろう
  • 長期金利の予想レンジは0.05%~0.12%

入札予定

対象発行予定額
  9日5年債2.5兆円程度
  11日20年債1.2兆円程度

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
12日1-3年4000億円
5-10年4200億円
25年超300億円

主な材料

  • 8日:日銀の雨宮正佳副総裁、読売経済フォーラムで講演
  • 9日:昨年10-12月期の実質国内総生産(GDP)改定値
  • 10日:米消費者物価指数 (2月)
  • 11日:欧州中央銀行(ECB)、政策金利発表・ラガルド総裁記者会見
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