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TOPIX反発、米株先物底堅く黒田発言で国内金利も低下-電機高い

更新日時
  • 米株先物は大幅安後に下げ縮小、黒田発言で長期金利低下、円安に
  • ドル・円は1ドル=108円台、米FRB議長の発言に市場は拍子抜け
Pedestrians wearing protective face masks are reflected in an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan

Pedestrians wearing protective face masks are reflected in an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Pedestrians wearing protective face masks are reflected in an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

5日の東京株式相場ではTOPIXが反発。アジア時間の米国株先物が底堅く推移したことや日本銀行の黒田東彦総裁発言後に国内金利が低下、為替の円安が進んだことなどから、下げ過ぎた株価を見直す動きが午後に強まった。電機や機械、鉄鋼や化学など素材株が高い。

  • TOPIXの終値は前日比11.44ポイント(0.6%)高の1896.18
  • 日経平均株価は65円79銭(0.2%)安の2万8864円32銭と続落

〈きょうのポイント〉

  • 黒田日銀総裁、長期金利変動幅「拡大は考えてない」-長期金利は低下に転じる、総裁発言を受けて買い優勢
  • きょうのドル・円相場は一時1ドル=108円台、前営業日の日本株終値時点は107円06銭
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長、「無秩序」になれば懸念-具体性なく市場は拍子抜け
  • 4日の米10年債利回りは1.5%台半ばへ上昇、アジア時間の米株先物は急速に下げ縮小

  アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャーは、米金利が1.5%を超えるくると株価は大きく下がる懸念があるとし、「米金利がどういうレンジで落ち着くのかをにらみながらボラティリティー(変動性)の高い状況が続きそう」と述べた。

  TOPIXは一時1.3%安までありながらも高値引けとなるなど、日米の金利や金融当局者の発言に反応して変動の大きな展開となった。みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは昨日の米国株安について、「パウエルFRB議長から金利上昇に対して何らかのけん制が強めに出るとの期待は空振りだった」と指摘。今夜には米雇用統計が予定されており、米長期金利が急騰すると「市場にはサプライズになる」とも語る。

  もっとも、朝方は大幅安だった米株先物が午前後半以降に急速に下げ渋り、日本銀行の黒田総裁が長期金利の変動幅について拡大が必要とは考えてないと発言すると、午後にはTOPIXが上昇に転じた。日本の長期金利は低下し、為替市場では円安が進展した。

  アイザワ証の三井氏は、「大きく調整して値ごろ感がそれなりに出ていたところ、国内長期金利低下で現在の株高を支える金融緩和の継続スタンスが変わらない思惑など複合要因が重なった」として、先物の買い戻しを誘ったと言う。米国株についても、持ち過ぎた成長株のポジション調整が一巡すれば落ち着くと予想していた。

  • 東証33業種では鉱業や鉄鋼、電気・ガス、化学、電機、機械が上昇
  • 不動産やサービス、海運、保険、非鉄金属は下落
反発
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