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米上院、大型経済対策法案の審議開始-週末の採決で可決の見通し

更新日時
  • 下院が可決した法案をたたき台に審議、矢継ぎ早の修正案採決も
  • 民主は一連の採決で結束が試される-共和は数日間の審議を警告

米上院本会議は4日、バイデン大統領が推進する1兆9000億ドル(約205兆円)規模の経済対策法案の審議入りを賛成多数で決めた。同案が成立すればロックダウン(都市封鎖)実施など新型コロナウイルス禍が1年前に本格化して以降で6番目の刺激策となる。今後、長時間にわたる党派的な審議を経て今週末に法案の採決が行われ、可決される見通しだ。

  審議開始の採決結果は賛成51、反対50。与野党50ずつで同数の上院にあって、ハリス副大統領が上院議長として決定票を投じた。共和党が反対で結束していることが反映された。同党は今回の経済対策法案に関し、民主党単独で可決を目指す動きが、米国の債務残高をさらに押し上げインフレ加速を招きかねない過大な措置の策定につながったと批判している。

Senate Final Vote On Stimulus Likely Pushed Into Weekend

米連邦議会議事堂

Photographer: Stefani Reynolds/Bloomberg

  上院は下院が2月27日に可決した法案をたたき台に審議するが、今後、シューマー民主党上院院内総務が提出した修正案のパッケージも採決することになる。一連の修正案は同党内の支持強化が狙いで、1400ドルの個人向け直接給付の対象絞り込みや、レイオフされた労働者を対象にした9月までの医療保険料全面補助を含む。

  他の多くの修正案も審議で取り上げられることになりそうだ。共和党は審議が数日間にわたると警告しており、矢継ぎ早に修正案が提出され審議・採決が行われる「連続採決」が見込まれる。民主党は一連の採決で結束が試される。

  共和党のジョンソン議員は700ページにわたる法案テキストを全て読み上げるよう求めており、それには10時間かかる可能性がある。その後、審議が最長20時間続いた後、上院ルールで時間制限が設けられていない連続採決が行われる。民主指導部はある時点で共和党が「引き延ばし」戦術を行っていると宣言し、打ち切ることができる。

  シューマー氏は上院本会議場で「どれだけ時間がかかったとしても上院は今週中にこの法案を片付けるため審議を続ける」と発言。「米国民がまさに必要としているものだ」と語った。

原題:U.S. Senate Votes to Take Up $1.9 Trillion Covid Relief Bill (1)(抜粋)

(今後の見通しやシューマー氏のコメントなどを追加して更新します)
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