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中国全人代、香港の選挙制度見直しを討議へ-民主派排除狙う

更新日時

中国は香港立法会(議会)の選挙制度見直しで民主派の排除を図っている。香港メディアは、立法会議員選挙が2022年9月に再延期される可能性があると報じた。

  国営の新華社通信によれば、5日開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では香港の選挙制度改革案が審議される。選挙制度変更に関する決議案は早ければ来週にも採択される可能性がある。

  習近平国家主席ら中国当局者はここ数週間、「愛国者」が香港を統治するよう一段の行動を呼び掛けてきたほか、広東省深圳の会合で選挙制度見直しを協議した。

  検討されている案には、香港行政長官を選出する選挙委員会(1200人で構成)における野党グループや地元有力者の議席数を減らす計画などが含まれると、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)など地元メディアは伝えている。

  SCMPによると、立法会の定数は現在の70議席から90議席に増えるが、増員分は選挙委員会が選ぶ。選挙委員会から2019年に民主派が圧勝した区議会(地方議会)の議員枠を廃止するとしている。昨年実施予定だった立法会選は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のため今年9月に延期されている。

CHINA-POLITICS-CONGRESS

習近平国家主席(3月4日)

  北京で始まった全人代では、常務委員会の王晨副委員長が、香港の実情に合致し地域の特徴を併せ持つ選挙制度を目指すと表明。見直し計画に関する詳細は示さなかった。

  19年に香港で起きた民主化デモは前例のない規模に広がり、暴力が発生することもあった。中国政府は香港の反体制派封じ込めを狙っている。

  全人代冒頭での李克強首相による政府活動報告は、香港の選挙制度見直しには直接言及しなかった。

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Lunchtime Protest in Central District as Hong Kong's Leader Asks Residents to Support National Security Law

香港での抗議活動(2020年5月)

原題:China Moves to Curb Hong Kong Opposition’s Role in ElectionsXi to Revamp Hong Kong Elections, Eliminate ‘Anti-China Forces’(抜粋)

(全人代開幕を受け更新します)
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