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OPECプラス調整失敗なら原油高騰も、140万バレル供給増を市場期待

  • 日量50万バレル供給を増やす生産調整とサウジの自主減産終了が焦点
  • 日量140万バレルを下回る供給増にとどまれば市場は強材料と判断か

石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は4日、生産調整のための閣僚級会合をテレビ会議形式で開く。これに先立ち、共同閣僚監視委員会(JMMC)が3日開催されたが、市場が期待する4月以降の供給増の手掛かりは、ほとんど得られなかった。

  参加国の代表によると、日量700万バレルを上回る減産の縮小に慎重なOPECの盟主サウジアラビアと供給拡大を求めるロシアとの間で、妥協点を探る2国間協議が3日行われた。4月からのさらなる減産緩和が広く期待されているが、3日のJMMCは詳細に踏みこまなかった。

  OPECプラスが供給を拡大しても、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から経済を回復させる過程で市場が必要とする量に届かなければ、騰勢を強める原油価格がさらに上昇する可能性がある。

  4日の閣僚級会合では、OPECプラスが減産をさらに縮小し、4月から供給量を日量50万バレル増やす生産調整を進めるかどうかという点と、サウジが2月と3月に自主的に実施している日量100万バレルの減産をどのように終了させるかも焦点となる。

  エナジー・アスペクツの共同創業者でチーフ石油アナリストのアムリタ・セン氏は「OPECプラスは4月に90万バレルしか供給を増やさないかもしれない」とした上で、これまで予想されてきた日量140万バレルを下回る供給増にとどまる場合は「強材料と市場は受け止めるはずだ」と指摘した。

原題:OPEC+ Silence Has Oil Market Second-Guessing Next Supply Move(抜粋)

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