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リコー株がストップ高気配、13年ぶり自社株買い-総還元性向50%

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リコー株が制限値幅いっぱいのストップ高水準で買い気配。同社は3日、発行済み株式の20%に当たる1億4500万株、1000億円を上限に自社株買いを行い、消却すると発表。2008年以来、約13年ぶりの自社株買い実施を受け、株主還元に前向きな経営姿勢が評価された。

  4日の日本株市場で、株価は前日比150円(16%)高の1117円で買い気配となっている。このまま取引が成立すれば昨年2月以来、約1年ぶりの高値水準。

  自社株買いは株主還元と資本効率の向上が目的で、取得期間は4日から来年3月3日まで。保有する2000万株を合わせ来年4月30日に消却する予定だ。

  また、同社は3日、23年3月期までの中期経営計画説明会も発表した。オフィスサービス事業の成長などを通じ、最終年度に売上高で2兆円、営業利益1000億円、株主資本利益率(ROE)9%以上を目指す方針。株主還元では総還元性向50%を目安とした。

  SMBC日興証券の桂竜輔シニアアナリストはリポートで、4月からの持ち株会社化・社内カンパニー制導入などめりはりを付けた経営資源の投下に加え、資本政策も大きく転換し、「負債の積極的な活用も含めて大きくかじが切られたのはポジティブ」と評価。「多くのステークホルダーに対し、納得感の高いビジョンが示された」ともみている。

昨年初来のリコー株の推移
(中期経営計画の内容やアナリスト見解を追記します)
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