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Fリテイリ株10万円割れ、ユニクロ全商品9%値下げで売り拍車との声

4日の東京株式市場で、ファーストリテイリング株の下落率が一時5%を超えた。株式相場全体の下げに加えて、値下げを決めたことに不安が出ている。

  同社は4日、ユニクロとジーユー(GU)で全商品の価格を12日から消費税を含む総額表示に変更すると発表した。商品本体の価格をそのまま総額にするため、実質で9%の値下げになるという。

  総額表示に関する特別措置法が31日で終了することに先駆けて対応するものだが、株式市場は採算悪化への警戒感を強めた。岩井コスモ証券投資調査部の有沢正一部長は「同社はファストファッションの中でもきちんとブランド価値を保っていると考えられており、市場からはブランド価値低下や粗利の減少を連想させ良い印象ではみられないだろう」と話した。

  4日の株価は一時節目の10万円を下回り、下落率は昨年8月28日以来の約半年ぶりの大きさになった。株価が右肩上がりの推移が続き10万円を超える水準まで切り上げてきたため、利益確定目的の売りも出やすかった。岩井コスモの有沢氏は市場環境について、株価指数が下げ足を速める流れとなり、売る理由を探していた投資家にとって目立つ材料になったと指摘した。

Fリテイリ株の推移
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