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米ISM非製造業景況指数、2月は9カ月ぶり低水準-寒波も影響

更新日時

米供給管理協会(ISM)が発表した2月の非製造業総合景況指数は、9カ月ぶりの低水準となった。全米の広範囲にわたる地域が厳しい寒波と悪天候に見舞われ、企業は物流問題や仕入れ価格上昇に直面した。

キーポイント
  • 2月の非製造業総合景況指数は55.3
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想全てを下回る-中央値は58.7
    • 前月は約2年ぶり高水準の58.7
  • 指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す
  • 統計表
Gauge of U.S. services declines as material shortages challenge firms, drive up prices

  2月の細目では、新規受注と業況の指数が昨年5月以来の低水準。サービス業界企業の多くが引き続き新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に関連する制限に縛られただけでなく、大寒波により一部でサプライチェーンが乱れ、停電が起き、商業活動が妨げられるなどの逆風もあった。

  ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニエベス委員長は、「回答企業は事業の回復と経済について、総じて楽観的だ」と発表文で指摘。ただ「生産能力への制約や原材料不足、物流や人材に関する問題がサプライチェーンに影響を与えている」と分析した。

  2月は17業種が活動拡大を報告。宿泊施設・フードサービス、卸売り、輸送・倉庫業、建設の拡大が目立った。

  一部の統計細目は、サービス業の活動減速が一時的なものにとどまる可能性を示唆した。受注残は55.2と6カ月ぶりの高水準。輸出受注は昨年6月以来の高さとなった。

  仕入れ価格の指数は大幅上昇して71.8と、2008年9月以来の高水準。入荷水準の指数は上昇し、リードタイムの長期化を示した。2月の非製造業景況指数と週初に発表された製造業景況指数はいずれも、供給不足と労働面の制約が幅広い業界で依然として支障となっていることを示唆した。

  雇用の指数は前月の55.2から52.7に低下した。

原題:U.S. Service Industries Expand at Slowest Pace in Nine Months(抜粋)

(統計の詳細やチャートを追加し、更新します)
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